聖戦かテロか、そしてバージニア、ニッポン。
*↑ 写真はイラク・バグダッドの爆発現場です。(NYタイムス) さて『自爆テロ』という呼び方には私は不同意である。「彼ら」はこれを宗教的信念に基づいた『聖戦=ジハード』と呼んでいるのはご案内の通りである。「彼ら」にとってこれは戦争なのである。「彼ら」を、婦女子までも参加させるこのような過激な行動(アルカイダ運動?←アルカイダは組織ではない。)に追いやったのは米英・イスラエルを先頭とする強硬派である。結果中東やアフガンでは「どちらがより多く敵を殺すか」というまさに血で血を洗う「力の論理」がまかり通っている。バージニアのガンマンの話はどうか。人種差別や貧富の差の問題にまで議論を深めることは考えものである。私はこれもどうかと思う。それではアメリカ社会全体の病理を論じなければならなくなり、問題が大き過ぎるから日本のメディアなどは適当に上っ面を撫でるだけでお茶を濁し、そのうち新しい話題に乗り換えるに決まっている。その日本では発砲事件が続発している。なぜ、いつもいつも暴力団は銃器を持っているのか。私には警察が本気で銃を取り締まっているとは到底思われない。「裏の情報」を得るために「蛇の道は蛇」で警察は一部で一定程度ヤクザと馴れ合っているという説がある。一部の自民党政治家とヤクザとの関係は昔から指摘されている。皆さんの眼には、自公政権が客観的にはヤクザと「役割分担」をして安倍ポン得意の「右傾化路線」を突き進んでいるように映らないだろうか。合法部門は数にものを言わせて国会を強行突破する。非合法部門はヤクザを駆り立てて放火し銃撃して反対派を黙らせる。これを巨視的に俯瞰すれば両者の動きは連動している。・・というわけで、福島と沖縄の両方で勝ちたいと思っている私です。その可能性は低くない。============ *最初はThe voice of Palestine(イスラム抵抗運動=ハマスの英語版HP)の記事="IOF troops assault anti-wall demonstrators"(IOFの部隊がアパルトヘイトの壁に反対するデモを襲った)を引用します。 RAMALLAH, (PIC)-- A number of Palestinians and foreign sympathizers were wounded on Friday afternoon when IOF troops used force to quill a peaceful demonstration against the apartheid wall near the village Bilin to the west of the southern West Bank city of Ramallah.Eyewitnesses said that IOF soldiers fired teargas canisters, rubber coated bullets and stun grenades towards the demonstrators causing a number of casualties.Some demonstrators were manhandled, beaten and dragged on the ground.The demonstrators who have been holding weekly demonstrations carried placards calling for the demolition of the racist wall which, in the village of Bilin, is separating the local villagers from their agricultural land which, in most cases, is the sole source of income.The IOF has always used violent means to quell these peaceful demonstrations, but today, more IOF troops deployed and the quelling of the demonstration was more violent.(↑これをgoogle自動翻訳『英→日』beta版にかけると:↓) RAMALLAH、 (PIC)-- 何人かのパレスチナ人および外国の共鳴者はiofの軍隊がRamallah南ヨルダン川西岸の市の西のに村Bilinの近くでアパルトヘイトの壁に対してクイルに力を平和なデモンストレーション使用した金曜日の午後にけが人だった。目撃者は解雇されるiofの兵士が小さなかんに催涙ガスを浴びせると、ゴム製上塗を施してある弾丸言い、いくつかの死傷者を引き起こすデモンストレーターによりの方の手榴弾を気絶させる。 あるデモンストレーターは地面で手荒く扱われ、打たれ、そして引張られた。ずっと週間デモンストレーションを保持しているBilinの村の、ほとんどの場合、唯一の収入源である彼らの農地から、ローカル村民を分けている人種差別の壁の破壊を求めているデモンストレーターはプラカードを運んだ。 iofはこれらの平和なデモンストレーションを、今日鎮める常に使用したが、激しい平均をより多くのiofは配置されて集まり、デモンストレーションの鎮めることはより激しかった。 *↑ これがヤフーでは:↓ RAMALLAH(PIC)-IOF部隊がラマッラの南ウエストバンク都市の西方に村Bilinの近くでアパルトヘイト壁に対して平和的なデモンストレーションに管状のひだをつけるために武力行使したとき、パレスチナ人と外国の支持者のA数は金曜日の午後に傷つきました。目撃者は、IOF兵士が何人かの犠牲者を引き起こしているデモ参加者の方へ催涙ガス容器、ゴム被覆弾丸と衝撃手榴弾を発射すると言いました。一部のデモ参加者は手荒く扱われて、叩かれて、地上で引かれました。毎週のデモを開いていたデモ参加者は、Bilinの村で、地元の村民を、ほとんどの場合、唯一の収入源である彼らの農地から切り離している人種差別的な壁の解体を要求しているプラカードを持っていました。IOFはこれらの平和的なデモンストレーションを鎮めるひどい手段を常に使用しました、しかし、今日、より多くのIOF部隊は展開しました、そして、デモンストレーションを鎮めることはより狂暴でした。(やはりヤフーの翻訳の方が一日の長があって優れているかな?) ============ 容疑者所属暴力団 解散直後に再結成 事件関与? 不審車両目撃証言も2007年4月20日(金)10:09 長崎市長射殺事件で、逮捕された城尾哲弥容疑者(59)の所属する指定暴力団山口組系水心会(長崎市)が、事件発生の翌日、組の解散届を長崎県警に提出しながら、名称を変えて再結成の動きを見せていることが19日、分かった。選挙運動中の市長を背後から銃撃するという前代未聞の犯行に市民の憤りが高まる中、県警捜査本部は地元暴力団が組織温存を狙った「偽装解散」の可能性もあるとみて調べている。 また、捜査本部は、事件当時、現場近くに水心会関係者の車両に似た車が止まっていたとの目撃証言もあり、同会トップの会長や、城尾容疑者の運転手役とみられる組員からも事情聴取。組織的関与がなかったか調べている。城尾容疑者は、動機など核心的な部分については「黙秘します」などと話しているという。 関係者によると、水心会の会長が事件翌日の18日、県警本部を訪ね「会員(城尾容疑者)の責任を取り、解散するとともに引退する」との解散届を提出した。 しかし、会長代行だった城尾容疑者に次ぐ幹部が中心となり、名前を変えて組織の再結成を計画。山口組総本部(神戸市)と連絡を取りながら、福岡市にある山口組系組織の傘下となる方向で準備。解散前にいた数十人の構成員らの大半が、新たな組織に移る動きを見せているという。 一方、城尾容疑者は17日夜、長崎市の選挙事務所前で伊藤一長市長を背後から銃撃した際、計28発の実弾を用意していたことが判明。捜査本部は19日午後、容疑を殺人と銃刀法違反容疑などに切り替えて送検した。=2007/04/20付 西日本新聞朝刊= ============ 市長射殺に共犯者浮上 長崎市長射殺事件2007年4月20日(金)07:26 (共同通信) 長崎市長射殺事件で、逮捕された指定暴力団山口組系水心会(解散届提出)の会長代行、城尾哲弥容疑者(59)が伊藤一長市長(61)に発砲した前後、現場近くで共犯者とみられる男や不審な車が目撃されていたことが19日、長崎署捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、城尾容疑者の逃走を手助けしようとしたり、犯行を見届けたりするような役割だった疑いが強いとして、重大な関心を寄せている。============ *私はこの城尾容疑者は「選ばれし者」=一種「鉄砲玉」だと漠然と思っている。 彼は最初から自分一人が際立つように振舞っている。目立ち過ぎなのである。 当初彼の犯行に至る経緯ばかりを追いかけていた報道も「これはちょっとおかしいんじゃないか」と、ここへ来てようやく共犯や背後関係を洗い始めた。 知り合いの会社がどうしたとか、車が溝に嵌ってどうしたとか、そんなことで市長を射殺しようと考えるわけがない。「元妻の話」というのも出来過ぎで、「元々彼は蛇のように執念深い」だとか何だとか、そんなものは最初からストーリーが用意されていると見るのが妥当だろう。こんな大それたことは一人では出来ない。共犯というよりも背後にどす黒い誰かがいて、その誰かが彼を鉄砲玉に抜擢し影から操ったのではないか。私は漠然とそう思っているのだが。============ *最後にバージニア工科大のガンマンの記事です。 【ブラックスバーグ(米バージニア州)=白川義和】米バージニア工科大の銃乱射事件で、米NBCテレビが18日、韓国人学生チョ・スンヒ容疑者(23)から送られた「犯行声明」のビデオ映像を放映したことに対し、遺族や市民から反発の声が上がっている。テレビ局側は19日、使用を自粛し始めた。 事件で19歳の娘を殺されたピーター・リードさんはAP通信を通じて「暗黒と狂気、死ではなく、子供たちが世界にもたらした愛と光に焦点を当ててほしい」と使用中止を訴えた。 ビデオ映像では、容疑者の犯行を正当化する主張のほか、短銃を構えた容疑者の形相などが伝えられている。 19日朝のNBCのワイドショーに出演を予定していた遺族は急きょキャンセルした。 NBCは同日、声明を出し、ビデオの使用をニュース番組の10%以下に限定すると発表。ただ、放送自体は犯行の動機という「重大な疑問への答えを提供している」と主張した。AP通信によると、FOXテレビがNBCから譲り受けたビデオなどの放映中止を発表したのをはじめ、他の主要テレビ局も当面は使用を見合わせることを決めた。 バージニア工科大のキャンパスでも、放映の是非に関する意見は様々。学生のケビン・プルシアさん(23)は「犯人が考えていたことを知るのは良いが、ひどすぎる映像もあった」と指摘。講師のフランシスコ・パリモケさん(30)は「拙速だった。論議を呼ぶ内容なのだから慎重であるべきだった」と批判した。(2007年4月20日13時10分 読売新聞)============ *↑ NBC newsが自粛したというビデオがこれだろうか。 他にも2本、同様の投稿があってそれぞれ数十万のviewsがあった。 私は彼が狂気に至る前の「普通の顔」と「追い詰められた後の顔」があるように見たが、それくらいしかコメント出来ない自分にやり切れない空しさを感じる。 取敢えずいつまで見られるかわからないから、まだの人は一度勉強と思って見ておくのもいいのではないか。「見たくない」という人も勿論立派な見識だが。 *携帯電話による「現場中継」をCNNが取り上げたビデオである。 銃声が一つ聞こえる度に生命が一つ失われて行ったという凄まじい現場中継であるが、これは女子学生が携帯で撮影したというのだから凄い時代である。 *それにしてもバージニア州にはNRA本部があるというのも歴史の皮肉である。時代は今暗い。