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雅の里 ~みやびのさと~

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2010年03月12日
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ネッ友のトモさんの日記を見ていて、ふと、思い出したことがありました。

日記には「子供が数字に興味がない」といった主旨のコメントがあったんですが、うちの双子は数字が大好き。(まあ、息子の「5」大好きは異常だがw)

無論、うちの双子も最初は文字の延長で数字を読むくらいだったんだけど、そこへ「算数」の概念を盛りこんで遊んだら、数字が動き出して興味が爆発したんですよ。
文字で例えると、「50音」をただ一文字読むのでは味気ないけど、文字が複数連なると言葉となって意味を持つような感覚とでも言いますか・・・
今では我が家の双子は数や計算のドリルを本屋で自分で選んでやるほどになっています。
ドリルも勉強という意識ではなく、クイズをやる感覚、遊び感覚でやっています。

 

私は、将来うちの双子が中学生や高校生になって「数学なんてやってても意味ない」と言い出さないで欲しいな・・・と思ってたんですよ。
せめて中学の数学までは生活の中で意味はあるんですよ。大人の方なら分かると思いますが。

息子が将来企業の事務員になったとしても、伝票一枚処理するのに連立方程式くらいは知ってた方がいい。
娘が主婦になって料理する時だって、本に載ったレシピの分量を人数に合わせて計算しなおす時に比例の概念は必要でしょう。

私はそんな「生きる術」としての数学を、身近な存在として知っていて欲しいと思うんですよ。
学問は机の上だけにあらず、書物の中だけにあらず。

 

ということで、我が家の数学第一歩は、「『数=勉強』ではない」ということからでした。
結果、今のところは、なんとかいい方向に行っている・・・かな?

 

では早速、我が家の双子の数字好きのきっかけになった、私オリジナルの数の手遊びをご紹介します。
(なお、手遊びの専門書など見れば同じようなものが載っているのかもしれませんが私は見たことがありませんし、以下ご紹介する遊びは、プレ幼稚園の待ち時間に愚図る2歳の双子を相手に私がふと思いついて始めたことなので、ここでは私オリジナルとさせていただきます

肝心なのは、「算数=勉強」ではなく「算数=遊び」の視点で子供の興味を引き出し、発展させていくきっかけを作るということです。

用意するのは最初は親の手だけ!というシンプルさ。

 

ではさっそく、我が家での実例をご紹介しますね。

【基本】 
1+1=2

1:親の右手の人差し指を立てて「これはいくつ?
→子供「1!

2:親の右手はそのままで、次に左手の人差し指を立てて「じゃあ、こっちはいくつ?
→子供「1!

3:親が左右の手を寄せながら「じゃあ~~~こうすると」と言って、左右の手が重なる瞬間に、ぱっと右手の中指と人差し指を立ててVサインにし、左手はグーにして「さあ、いくつになった!?
→子供「・・・2!!!!!!

この、手が重なる瞬間の「ぱっ」がキモです。手品のごとく一瞬でやってください。
これで、我が家の双子だけでなく、周囲にいたよそのお子さんにも「すげー!」とオオウケでしたので。

 

次に、応用編です。

 

【足し算バージョン:その1】
2+3=5

右手を2、左手を3で、くっつけて「5」とやって右手をパー、左手をグーにする。
これで、右手は5、左手は0という概念も覚える。
この応用で、片手で5になる範囲の組み合わせをマスターし、次に両手を使って10までの範囲の組み合わせをマスター可能。
5を越える数で左右両手を使う際は、手で蝶々を作るときみたいに親指の付け根をくっつけてやってみてください。

 

【足し算バージョン:その2】
5+5=10
10+10=20

※これは我が家では昼寝前の添い寝する際にやってました。添い寝でなくとも、床に親子で並んで寝転んでやってください。

両手を出して「右手が5、左手が5、くっつんこすると~~~10!!」と言って天井に向かって両手を突き出す。
つぎに、手をそのままで、両足を(裸足でやってね)上に突き上げて「じゃあ、右足で5、左足で5、くっつんこすると~~~こっちも10!!
さらに両手両足を上でまとめて「10と10で20~~~~!!
なお、我が家の双子は自分の体で20という大きな数まで表現できることに感動してオオウケでした。
この応用で、我が家では双子合わせて「20と20で40!」ママもいっしょになって「20と20と20で60!!」さらにパパもいっしょになって「80!!!」まで出来ました。
なお、この間ずっと寝転んだまま手足を宙に浮かせてバタバタするので、身体を動かしリラックスする効果もあった・・・と思いたいw

 

【引き算バージョン】
2-1=1

※また両手だけの手遊びに戻ります。
足し算をマスターしたら、次は引き算、ということで。
我が家では、おもちゃの積み木の分け合いやお菓子の分けあいでなんとなく「減る」という概念に興味を持ち始めたころに引き算の手遊びにステップアップしました。

親が右手でVサインを示し、左手で右の人差し指をぐいぐいと引っこ抜く真似をしばらくしてから(ここで「いてててw」と小芝居を入れるとなお良し)次にぱっと一瞬で手品のように両手の人差し指だけを1本ずつ立てて「あ!1つずつになったよ!
これで、3-1、4-1、5-1(・・・1ずつ引く)

次に、3-2、4-3、5-4(・・・常に答えが1になる=いろんな数を計算をしても答えが同じになることもあるというのも覚える)

更にこの応用で、3-1、4-2、5-3(常に答えが2)

あとはいろんな組み合わせをやってみてくださいね。

うちの双子には引き算はちょっと難しかったようで、しばらく5以下の数字だけをやりましたが、今では10以下(両手)の範囲なら、なんとか分かるようになってきました。

 

手遊びのいい点は、何もなくても、どこでもすぐ始められることですよね。
手遊び歌もいくつかやりますが、双子がリトミックで習った「のねずみのうた」に異様に反応していたので、数と手遊びというのをくっつけたのがよかったのかもしれないなぁと今になって気が付きました。 

それと、前提として、我が家には、一昨年クリスマスプレゼントであげたおもちゃのレジや100均で買ってあげた電卓なども身近にあるので、 数字や計算は遊びの範囲だったのもよかったのかもしれません。

 

まあ、あとは、以前本の紹介記事でも書いたように、息子が「キティとたのしくかず」という計算の本を本屋で見つけて、手遊びよりもそちらに数の遊びは移りつつありますが、今でも、ちょっとした瞬間に「数の手遊び」を振ると、双子は得意気に答えています。

 

簡単な手遊びですので、よかったらぜひお試しになってみてくださいね。






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最終更新日  2010年03月13日 02時23分49秒
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