特別相談にて
今、通っている通園施設に年に何度か小児科の先生がいらっしゃいます。今抱えている悩みや問題点を話し、色々とアドバイスを頂きます。前回の訪問時には「保育園問題」に触れ、貴重なアドバイスを頂きました。(私にはかなりキツイ内容でかなり凹みましたが)前回の訪問時から今までの経過を話し、こうした方がいい、こういうおもちゃで遊ばせた方がいいとアドバイスを受けました。光はアテトーゼ型の脳性麻痺。そういう子の特徴として、自分の意思とは関係なく勝手に体が動いちゃう。必要以上に突っ張ってしまう。手を上手に使って遊びたいのに遊べなくてもどかしい気持ちでいる・・などなど話されました。そういった特徴は以前にも聞いた事があって、そういう光に協力しよう!と頭の中では理解していたはずなのに、実践生活の中では、忘れがち。抱っこしていても、突っ張る事が多く、せっかく抱っこしているのに意地悪されているようで、光にイライラする事もしばしば。おもちゃに対して手を出せるようになった喜びは光も感じていただろうが、それ以上にもっとこうしたい!あーしたいとイライラしていたのかな?そう思うと自分の力のなさに情けなくなった。光自身が達成感を味わえるおもちゃなどで遊ばせるとどんどん知恵がつきますよと。ちょうど、診察しながら遊んでいたおもちゃの音楽がなると、光が声を出し始めた。「これ、歌っているよ、お母さん」と言われ、恥ずかしながら初めて気が付いた出来事でした。「光君は名前を呼ばれたら返事が出来ますか?」の質問。偶然なのか本当に返事をしているかわからないけど、たまに返事をしたり、手を誘導すると挙げたりします。と答えると、「光君のタイプは上手に手を挙げる事は出来ないと思うので、ちょっと手伝ってあげて下さい」と。「お母さんを呼んでいるような時はありますか?」「光君のYES,NOがわかりますか?」色々と質問された。答えに戸惑う。私は本当に出来た事じゃないと「出来ます!」と言えません。厳しいかな?上の質問も「呼んでいる時もあるような気がします」とあいまいな答え。以前「前よりも○○が出来てきた」と思ってある先生に伝えた所、「母は出来てきたと話しているが以前と変わらない」という会話が聞こえた時があって、「我が子を過信しすぎていたのかな?」と感じてからは厳しい見方になった気がする。この日の先生は「光君はある程度言葉を理解していますので、どんどん話し掛けたり、選択肢を与えて『自分の意思で周りが動いた』という事を感じさせて下さい」と話された。「光君をもっと信じて下さい」とも言われた。この特別相談で改めて光に対しての考えが変わりました。ほんのちょっと出来ていた事を私が「無理、出来ません、わかっていません!」と下していたのかもしれないです。もう少し信じてあげよう。光をよく見よう!と感じました。