光の入院生活
日が経ったが、入院生活をまとめよう。9日・・・入院。旦那と3人で2時間の長旅。この日はエンシュアのみ。ミキサー食は食べれず、軽くヨーグルトなど食べる。10日・・耐糖能検査。30分、1時間毎に採血し、検査。朝から絶食に入る。心電図、レントゲン検査実施。麻酔科での説明。午後3時くらいまでかかる。採血、検査が終わるまで点滴からの水分補給もされず、だんだん熱が上がって来る(軽い脱水症状)。夕方6時くらいになり、水分もまわり、本人も快適になったのか、そのまま朝まで寝た。11日・・前日の熱も落ち着き、いよいよ手術当日。昨夜も特に緊張する事もなかったのに、朝から、ドキドキ開始時間は13時。4~5時間掛かると言われていた。本人は昼前から昼寝12時30分過ぎ、いよいよ、手術室へ出発。光本人には、今日手術する事を話したが・・・控え室で爺、婆、伯父、我々夫婦の5人で待っていたが、何だか落ち着かない18時をまわっただろう、看護師から、ICUに来て下さいと言われ、足早に向かう。手術結果を担当医から一通り説明を聞き、光に会いに行く。光は酸素マスクをし、グズグズ泣いていた。麻酔から完全には覚めていないらしい。でも、いつもと体が違う、痛い、ここはどこだろう?泣いているのになんで抱っこしてくれないんだろう?光なりに色々不安に感じただろう。体には小さな傷が4箇所あった。内視鏡での手術。「カミワザ」だ。「光、頑張ったお疲れ」と泣きながら何度も言った。それしか言葉にでなかったな。痛いけど明日にはもっと楽になるから、ちょっとだけ、我慢しようか・・・。ICUの方達に任せ、私は一人、暗い控え室で就寝。みゆ、光、おやすみ12日・・朝の面会開始すぐに光に会いに行く。傷が痛いのだろう、相変わらずグズグズ。起きている時はいつも泣いていた。痛み止めも何度か使っていた。でも、昨夜より、すっきりした顔になっていたように感じた。朝、昼2回、夜と面会へ。13日・・午前中、ICUから出て、一般病棟へ戻る。やっと、ずっと一緒にいられるね。エンシュアの注入開始。(エン50cc,白湯50ccを一時間掛けて入れる)術前の光にとったら、余裕で消化出来る量なのに、胃残が沢山胃ろうボタンからのチューブの接続の仕方を教わる。腸の動きをよくする為、浣腸が2回。光はまだ傷を痛がり、体勢を自分で自由に変えられない、あくびが思いっ切り出来ないなど、不快がまだある為、グズグズ。ずっと、抱っこしてたね。14日・・エンシュア50cc,白湯50ccは消化出来てきた日中は昼寝が足りなくてグズグズしたけど、術後の痛みはだいぶ減ったのが目に見える。夜、点滴が漏れ、入れ直し入れ直した外科のS先生が「(点滴入れるの)難易度『大』」と話していた15日・・エンシュア100cc、白湯100cc 3/日 胃残が多少有り。16日・・エンシュア150cc、白湯100cc 3/日 胃残かなり有りエアも引ける胃に空気が溜まり易く、本人も不快かも?と小児科S先生。みゆ、旦那、婆ちゃんがお見舞いに来てくれただが、光は機嫌が悪いのか、全然笑わず、のまま。この日からお風呂へ入る17日・・エンシュア150cc、白湯100cc 3/日 夕方、胃残かなり有り。注入が23時~。術後初めて口から食べる。ヨーグルトを食べた。18日・・エンシュア150cc、白湯100cc 4/日 胃残を捨て、決まった時間に注入する事に。19日・・エンシュア200cc、白湯50cc 4/日 胃残がほぼ、無くなった。傷の抜糸。胃ろうボタン(ミッキー)のバルーン内の液量を、週に一度確認する事を教わった。M先生より「そろそろ退院してもいいよ」と言われる。20日・・エンシュア200cc、白湯50ccの量で様子を見る事になる。この日辺りから、光の機嫌がよく、ニコニコ笑う事が増えた術後の体にだんだん慣れてきたのかな?そろそろ退院しよか。21日・・退院。不安に感じてきた事はすぐにM先生、S先生に確認していた。優しい先生方で同じ事を何度聞いても、毎回丁寧に教えてくれた。「以前のように昼、夜とミキサー食を食べさせたいが・・・」先生は「1ヶ月くらい待って」と言った。その答えを出すまでの根拠を丁寧に、そして、私の気持ちを察して話してくれた。頼りになる先生方で安心しました。退院してから、トラブルがないといいのだが・・・。そして、一緒の部屋の人達とのお別れも寂しかった。子供の病気の事、旦那さんと知り合ったきっかけ、などなど話したっけ。もっとお話したかったな。一緒に写真も撮ったし、アドレスだって聞いたもん、これからも仲良くして~。光が病気になったお陰(言い方悪いけど)で、色んな経験させてもらった。色んな人に出会う事が出来た。本当に感謝している。そして毎日が楽しい。ありがとう、光。