テーマ:そうだ、京都行こう!(952)
カテゴリ:道具バカ一代
またまたごぶさたしておりました。 前の日記をUPして、ひと月近く広島に帰省しておりました。 道中、京都や倉敷なども旅行し、実家天国もたっぷり満喫♪ その旅の後半から親子そろって風邪をひきこみ、 新型インフルエンザか!?と疑うくらいタチの悪さで、 リンパが腫れまくり、菌が暴れまくって発熱… 東京に帰ってきてからも寝込んでいて、最近やっと復活しました。 まだ、コメントくださった方々にお返事もできてなくてすみません…。 今回の旅は、ずっと行きたかった京都物欲ツアーからはじまり ずっと会いたかった人にもお会いできて、 絶品チーズの吉田牧場にもいけたし、 高校からの友人女子&ベビーちゃんにも会えたし、 渋いBarで旦那&男友達と日付変わるまでお酒呑めたし、 瀬戸内の美味しいものも たらふく食べれたし… どこを切ってもにんまりしてしまう旅でした。 てんこ盛りすぎて、どこから話せばよいのやら… 京都では↓こんなとこで湯豆腐懐石食べたり。 (冒頭写真)サスペンスでおなじみの南禅寺‘水路閣’を散策したり。 って、そんな旅の記録を一枚づつ載せると長くなりすぎるので 今回は収穫した品々のオヒロメを。 次回は、行ってよかった店を書くつもりです。いつになることやら…。 まずは、仁城義勝さんの‘拭き漆の器’ 一つの木をくりぬいて作るという見事な入れ子。 栃の木の素材そのままの風合いを残しながら、丁寧に施した拭き漆の仕事。 ピッタリと吸いつく優しい手触り。 こっくり深い 色と艶。 簡素でありながら、凛とした気配が漂っています。 東京では作品を拝見する機会がなかなかない作家さん。 こちらの本に載っていて、いつか実物をみたいなぁと思っていた仁城さんの器。 旅の途中、偶然出会いました。 重ね碗。 懐石に用いられる四ツ碗にお皿にもなる蓋をつけたものです。 修行僧が使う器を元にして作られた仁城さんの応量器も、 今後、機会を見つけて、ぜひ手にとってみたい。 歳をとって、身軽になりたくなったら、身辺整理して、 この器だけで日々ささやかな食事をとるというのもいいなぁ。 続いては、ずっと行ってみたかった 『鍛金工房 WestSide 33』 京都・三十三間堂の塀沿いに ひっそりと工房&店舗があります。 やはり、道具バカには外せないお店でした。 店内にずらり並ぶ 鍛造の料理道具に…目は奪われ、心は躍ります! なんとも美しい鎚目。 技術がギュッと凝縮した、結晶のような小鉢です。 私も鍛金をやっていたので、わかります。 このエッジを出すのが、どれほど難しく高度な技か…すごいっ(涙) 熱効率が素晴らしく良いという鍛造の銅鍋。 雪平鍋か、シチュー鍋か、ヤカンか…あぁぁいつかはほしい逸品ですなぁ。 京都・三条の『内藤たわし店』 使い続けると ビロードのように柔らかくなるという束子を購入。 金具が付いてないので、鍋や野菜を洗う時も傷つけません。 (むっちり手は、イタズラ息子です) こちらも、京の老舗。 『一保堂茶舗』 喫茶室にて、お濃茶で一服。 で、自分用にもたっぷりお土産。お茶づくし。 スモーキーな炒り番茶、熱々でいただくと最高です。 そして、これまた、道具バカにはたまらない『辻和金網』 以前、購入して以来、あまりの使い心地のよさに、ぞっこんです。 静かな店内で御主人が黙々と金網を編んでらっしゃいました。 これが、前から欲しかった焼き網! パンも、野菜も、魚も、ガスコンロでがっつり焼いた方が断然旨いのです。 ま、ほんとは、炭火の方がもっと美味いけど、炭火を熾す余裕がないのでね。 CMの佐藤浩市を真似て(?) アツアツ椎茸に醤油を垂らして、じゅ~~~~! こうばしい香りがたまりません。 あーーー ビール飲みたいっっ こちらは、茶漉し(銅製) あくとり ゆどうふ杓子。 これは、以前、伊勢丹の京都展で買って以来、ぞっこんのざる。 非常に使い勝手がいいのです。 ごはんがかまどで炊いたように美味しく炊けるという落とし蓋。 そして、鍋で簡単に蒸し料理ができるという、丸網足付です。 さらにさらに…錦市場の『有次』へ。 有次で、マイ包丁をオーダーしたいところですが、 私の腕前がそれほどでないので、まだまだ包丁はおあずけです。 しかし、ズラリ並んだ美しい包丁は壮観でした。 WestSide33で希望サイズがなくて断念してた 大きな段付鍋と、有次で遭遇。 お出汁をとったり、麺や青菜をゆでたり、魚や根菜を煮たり… なんだか板前さんっぽい鍋に憧れて(笑) ぐふふふふ。 名前を彫ってもらっちゃいました。 完全に自己満足の世界(笑) 持ち手や、ディテールの細かな美しさはWestSide33の方が優れていますが、 さすが、食の職人さんに使われ続けてきた有次の鍋、使い勝手は抜群です。 出番が多く、連日使いまくってます。 畑から届いたばかりの里芋、煮てます。 ホクホクうまうま。 この鍋、なんか、 おばあちゃんがどっさり煮物こしらえるようなイメージですよね。 うちの古めかしい台所にもぴったりしっくり。 わたしも、日々、この古くて寒い台所で(笑) 料理を作って、 家族に食べさせて、また作って、立派なオカンになるのだ。 この鍋がボロボロになるまで愛用して、 いつの日か、私も貫禄のあるオカンになって、 (その頃には料理の腕も少しは上がってるだろうから^^) 銅製の段付鍋、オーダーするぞ! ここまで書いてて、ハッと気づいたのですが、 私が旅で買ったものって、台所道具ばかりですなぁ。。。 はぁ~ 自分でもびっくり。 ファッションとか、そういうのは皆無なのか…。 頭の中、食べることばっかなんだなぁ…。 ま、いっか。 そして、今回の旅では、うれしいオマケの収穫もあり。 ベビ蔵(1歳6か月)が、突然、お箸を使って食事しはじめました。 特に教えたわけでもないのに、見よう見まねで、上手にお箸を使い、 ツルツルすべる里芋を捕まえて、パクリ。 おーーー!!! 焼肉も、お刺身も、箸でつかんでパクパク食べ始めました。 食べることに興味をもってくれて、嬉しいのなんの(涙) 息子が将来、板前さんになってくれたらいいなぁ…というのが、 私の秘かな希望なのです。 にひひ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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