新茶を、味わう。
田んぼも一段落。久しぶりに ゆっくりできる日曜日。朝から、シーツや洗濯物を洗って干しまくります。あー きれいさっぱり いい気分!こんな日は、おいしいお茶を淹れて、のんびり味わいたい。鉄瓶で、お湯を沸かして、冷ましながら触れるだけで気持ちが丸くなり、使うほどに愛着の増す 額賀章夫さんの 錆粉引き&鉄釉急須を用意して、紙コップのようなデザインで、ホーローのような質感がユーモラスな中御門雅弘さんの粉引カップをそえる。時間と気持ちに余裕があるのを確認して、美しい手書き文字のラベルを剥がして、とっておき缶の蓋を、パカッと開けます。とっておき・・・は、オカズデザインさんからプレゼントしていただいた、フォトエッセイスト・椿野恵里子さんのお手製新茶。時間の粒子まで封じ込めたような美しい写真。なにげないのに、しみいるような言葉。 以前から、憧れをもって拝見していた作家さんです。カモシカで開かれた、椿野さん×オカズさんの魅力的なイベント『お茶の葉のあじ』 にてうちのお米を、椿野さんのお茶で作る 茶飯や新茶おにぎりに使っていただいたのです。ご実家の茶畑で、椿野さん自ら摘み取って、手もみして、焙じて、つくりだした お茶。香りも新鮮。ひとくち ふくむと…香ばしさの後、みずみずしい新緑の味がする。スッと背筋がのびるような…。ざっぶーん と 気持ちを洗ってくれるような味。 おまけに、寿命もすこしのびたような気がする^^。涼しくなるように、打ち水しておいしいお茶を じっくり淹れて、味わい洗濯物や 庭の新緑を 眺めながら縁側でボーっとすごすひととき。まるで おばあちゃんみたいだけど、こういう時間がしみじみしあわせ。おだやかな、日曜日。 いい時間を、ありがとう。 オカズさん。 椿野さん。大切に、いただきます。