たいていのメディアが「感動的」「ヒースにふさわしい」と
暖かな視線で伝えたヒース・レジャーのパースでの葬儀。
だが、中には異常な輩もいる。アメリカのカンザスに本部のある宗教団体、Westboro Baptist Church (WBC)はその最高峰(?)だろう。
この団体は、こんな看板を立ててデモンストレーションを行うのが大好き。特にひとさまのセクシャリティを攻撃することを何よりの生きがいとしている。
「神はアメリカが嫌い」「神はホモが嫌い」 はいはい。
そして、ここのmad信者はとても目立ちたがり屋らしく、写真に撮られるとニッコリ嬉しそうに微笑むという習性をもつ。モチ、こうしたmad信者に笑いかけてもらって、嬉しいと思う人がほとんどいないのは言うまでもない。
「ブロークバックマウンテン」のヒースの急死は、そんなmad信者にとって、このうえもないご馳走だったらしく、こんな看板をかかえてさっそく食いついてきた。
スローガンはお得意(というか、ワンパタというか)の「神はホモが嫌い」。はいはい。
左のステートメントに書いてあることが、なんといってもエグい。ありがたいことに字が小さくてあまり読めない(読みやすい資料を入手する気にもなれない)。とにかく、下のほうにボールド体で書いてあるのは、「ヒース・レジャーは今地獄にいる。永遠に続く責め苦を課せられている」。はいはい。
言っておくが、こんな非常識な攻撃をする団体はごく少数だ。Westboro Baptist Church (WBC)もネットでいろいろなサイトを運営して大きく見せているが、実際のmad信者は50人もいないのではないかと言われている。
少数とはいえ、こういう人もいる、というお話でした。ひとさまの注目を浴びるのが大好きな寂しがりやさんですが、あまり本気で相手にする必要はありません。相手にすると喜んで図に乗りますので注意しましょう。
「エサを与えないでください」