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カテゴリ:Travel(タイ)
オリエンタル・バンコクの魅力は、従業員のサービスであることは間違いないが、もしかしたら最大のセールス・ポイントは上質で気前のいい食事かもしれない、と思う。
レストランが美味しいことはすでに書いたが、朝のアメリカン・ブッフェの充実ぶりも半端ではない。食の細い日本人は、返って不公平に感じてしまうかもしれない。ホテル直接予約の場合は部屋代にこの朝食は含まれるのだが、エージェントを通した予約だと食事は別料金になっていることもあるので要注意。2人で2300バーツ、つまり7600円要求される。1人3800円という朝食代は高いといえば高いが、その価値は十分ある。 行ったのが6月だったので、まだマンゴーが旬だった。7月に入るとマンゴーの時期は終わる。日ごろ日本でとっても高いタイ産マンゴーをビビりながら食べてる身としては (2007年6月27日のエントリー参照)、ほとんど無造作にド~ンと置かれた、濃厚な黄色の大きなマンゴーを見ただけでクラクラする。日本でこのクラスのマンゴーをレストランで食べたら、それだけで3000円コースだ。それがここでは、食べ放題。 味ももちろん極上。ねっとりとした食感、まとわりつくような甘み。そして野性的な独特のクセ。うっかり写真を撮るのを忘れてしまった(食べるのに忙しくて・笑)。フルーツと同様、生ジュースも種類が豊富で新鮮そのもの。日本のスーパーで買ってる「100%ジュース」の情けなさを思い知る。これまた撮るのを忘れた。 仕方ないので、部屋に置いていってくれるタダのフルーツと、スタッフから届いた2度目の花の写真をアップ。マンゴーもどんどん持ってきてくれるので、滞在中はまったくありがたみを感じなくなってしまった。もう食いきれん! というぐらい食べたハズなのだが、日本に帰ってきて思うのは、「もっと食べておけばよかった」ということ。しかし、人間そうそう食いだめができないのは、本当だ。 お花をもってきたりするキメ細かなサービスが心地よいためか、このホテル、案外1人で来てる人が多いように思う。連泊すればするだけ、スタッフも顔を憶えてくれて対応がどんどんフレンドリーになるし、8000円程度で空港送迎もあるから(チェックインまでやってくれるらしい)、1人旅でも安心なのだろう。だが、逆に現地の観光中心の旅行で、1泊程度しかしないなら、オリエンタル・バンコクはあまりお奨めしない。もっと設備が近代的なホテルに行ったほうがリーズナブルだろうと思う。 朝のブッフェはチャオプラヤー川を見晴らすテラスで。このコーヒー、味はよくない(笑)のだが、ちょっと冷えたら、どんどん替えてくれる。全部飲み干してから「おかわり」をもらったことがないほどだ。気前いいのだが、もったいない気もする。もうちょっとコーヒーの味をよくしてくれたほうがありがたいのだが。紅茶もたいしておいしくはない。でも、飛び切りの生ジュースもあるし、そんなに気にならなかったのも事実。コーヒーとパンだけの朝食とは違う。 ブッフェというのは、だんだんお気に入りの料理が決まってくる。こちらは肉中心に取ってみた一皿。この小さなハンバーグが妙に美味しかった。これだけは毎日の必須メニューに。 なぜか飲茶もあった。味自体はもうひとつなのだが、朝からバリエーションが広がる。 非常に種類の豊富なブッフェだが、やはりそれだけだと飽きると分かっているのか、3日目ぐらいから、暖かな特別メニューも出してくれた。この日は海老入りのライススープ(つまりおかゆ)。これはジワジワと美味しさがわかってくる一品だった。ほかに牛肉のフォーとタイ風オムレツもある。牛肉のフォーがことに気に入ったので、ほとんど毎日特別にオーダーした。もちろん追加料金はなし。このあたりが太っ腹だ。 日本ではあまり売っていないヘーゼルナッツ(ノワゼット)がたくさんあった。もちろんアーモンドやピーナッツもある。ヘーゼルナッツはヨーロッパでは人気のナッツ。日本で入手が難しいのがいつも悲しい。ここでは食べ放題なのだが、他にあまりに美味しいものがありすぎて、これだけ食べたのは初日だけ。ああ、もったいない。折り詰めにしてお土産にほしいぐらいだ。チョコレートなんぞはいらないから。 朝から写真を撮るのも気が引けて、肉から野菜から果物からデザートから、豪華に並んだブッフェの写真がない。味はすべてが最高とはいえないが(そもそもブッフェだから)、それでもブッフェとしては最上に属すると言っていい。パイナップル入り焼き飯(これはイケた)が出たかと思えば、パンケーキやワッフルを焼いてくれたり(味はあまりよくない)、ヨーグルトにとりどりのジャムもある。アジア人が来ても、欧米人が来ても、ほとんどどんなニーズも満たすようになっている。 基本的に「食べ放題ブッフェ」は嫌いで、都会で人気のデザートブッフェなるものにもさっぱり興味がわかない。正確に言えば、何度か行ったことがあるのだが、混んでいるし、並んだ皿の種類は豊富でもそれぞれの質が悪いし、好きになれないのだ。だが、オリエンタル・バンコクのブッフェは別格。ここなら満足できる。 朝しっかり食べておくと昼は軽くてすむし、1日活力が出る。当たり前の話を再認識した。 なぜか女性のスタッフは、それほど気が利いてる印象はない。コーヒーを頼んだのに忘れられたことが1度。受けたのは女性だった。女性従業員のレベルは日本には到底及ばない。だが、そのぶんはすべて「シスター」がフォローしてくれた。「何かお持ちしましょうか?」「果物いかが?」「コーヒーおかわり?」などなど付きっきりでのサービス。なんであそこまでチヤホヤされたのか、よくわからない(苦笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.01 17:10:28
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