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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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Tomy's room Tomy1113さん
2009.02.27
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パリには大小さまざまな美術館があり、いろいろな展覧会が開かれているのも魅力の1つ。

現在モンマルトル美術館では、「Jean Marais, L'e'ternel retour」展が開催中だ。
ジャン・マレー展
2009年5月3日まで。L'e'ternel retourはネットでは「永遠の復活」展などと訳されているが、これはニーチェの哲学用語「永劫回帰」。つまりジャン・マレーの最初のヒット作、映画『悲恋(永劫回帰)』にちなんだものだ。

俳優としての業績を辿ると同時に、彫刻家・画家・陶芸家の顔をもっていたジャン・マレーの作品を紹介するユニークな展覧会で、行ってみたら、想像以上にたくさんの人が来ていた。

客は圧倒的に超シニア層かと思いきや、そうでもなかった。聞えてくる言語もフランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・英語。もっとも多かったのはやはり60歳超のご夫婦だったが、それだけではなく、若者から中高年まで、幅広い世代の人が来ていた。

日本人も3人見かけた。20代ぐらいの若いオシャレな女性が2人で来て、「ここは国立ですか?」とチケット売り場で聞いていた。いえいえ、ここはプライベート美術館。パリ・ミュージアム・パス(カルト・ミュゼ)は使えません。もう1人は、やはり20代ぐらいのほっそりと中性的な男性。声は聞かなかったが、日本人だということは明らか。日本人は中国人(や韓国人)と顔が似ているが、態度や振る舞い、雰囲気が全然違う。とても「おとなしい」感じなのだ。ヨーロッパで「この人は日本人」とアタリをつけて間違ったことはほとんどない。特に男性は。

さてさて、ジャン・マレー展も非常におもしろかったのだが、まずは、ジャン・マレーの自画像から紹介しようと思う。

マレーが絵を描き始めたのは、まだ20歳そこそこのころ。叔母さんに、「映画の仕事がしたいなら、まず絵を描くことだよ」と、よくわからない(苦笑)アドバイスをもらって真に受けたことがきっかけなのだが、その後俳優になり、人気が出ても、マレーはずっと絵を描き続けていた。

これは1935年、マレー22歳のころの自画像。ジャン・コクトーに出会う2年前。
ジャン・マレーの肖像画

この作品は今回初めて見た。この顔を見て思い出したのは、1944年生まれのヘルムート・バーガー。

image193.jpg
この顔とか、

ヘルムート・バーガー
この顔とか、似てるような…

ヴィスコンティは、まだ映画監督になってもいない、そもそも映画を撮りたいなどと周囲の誰にも話していなかった1938年、コクトーの長期旅行中に駆け出し俳優・ジャン・マレーをイタリアに連れて行こうとしている。

この肖像画を見て、ヴィスコンティの誘惑をやけに納得した。

肖像画には『クロエのいないダフネ』という題名がついている。本人がつけたものではなくて、コレクターがつけたのではないかと思うが、洒落ている。

ダフネはギリシアのヤギ飼いの少年。泉で裸になって身体を洗っている姿を見て、幼なじみの美少女・クロエが彼に恋をする。若き日のマレー=ダフネに恋したクロエは多かっただろう。

多くのクロエを虜にした銀幕のダフネが、ジャン・コクトーの愛人じゃ困ると考えた映画のプロデューサーは、必死こいて、ありもしない共演女優とのスキャンダルを作り上げてばらまいたりしている。

そのコクトーの1925年の自画像がこれ。
ジャン・コクトーの肖像画
自身がつけた『生は1つ』というタイトルがついている。
(Bunkamura ザ・ミュージアム編 ジャン・コクトー「美しい男たち」展カタログから)。

コクトーは、愛するラディゲを失って阿片に走ったが、1925年のこのころには解毒治療を受けている。

半分ヌードで、半分正装をした自分を見つめるコクトーの視線にはどこかしら、若きジャン・マレーと共通する感性、類似の精神があるようにも思う。

マレーがジャン・コクトーという名を初めて意識したのは、コクトーの詩や戯曲を読んだときではない。そうしたコクトーの「本業」に触れる前、自分とそっくりな青年が描かれたコクトーの素描を見て、マレーは、「お金もちになったら、この人のデッサンを買いたい」と思った。ジャン・コクトーの描く線が、マレーの感性に響いてきた、それがマレーのコクトーとの最初の出会いだったのだ。

そして、マレーが晩年に、コクトーの言葉をつなぎあわせて構成した1人芝居『コクトー/マレー』の台本には、次のような言葉がある。

奇跡――それはこの大きな謎を前にして、2重の生を生きること、しかも1つでしかないこと。
ぼくたちの顔立ちが織りあわされる。
類似は別種のもの。類似は精神から発散する。
もう1人のジャンが、ぼくにかわって姿を現す。
君はぼくだ、ぼくは君だ。
マレーがその魂でぼくを照らし、ジャン・コクトーになりかわる…


追記:
ヴィスコンティとマレーの若き日の出会いについては、2008年3月17日のエントリー参照。

マレーがコクトーのデッサンを初めて見た日のいきさつについては、2008年9月11日のエントリー参照。







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最終更新日  2009.02.27 13:14:30
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