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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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ゴロワのブログ GAULOISES1111さん
Tomy's room Tomy1113さん
2009.03.16
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日本では圧倒的に小説『恐るべき子供たち』のほうが、戯曲『恐るべき親たち』よりも有名だが、フランスではむしろ『恐るべき親たち』のほうが認知度が高いかもしれない。

ジャン・コクトーも晩年、自身の戯曲でもっとも成功したのは『恐るべき親たち』だと明言している。

ルキーノ・ヴィスコンティもイタリアでこの戯曲を演出しているし、コクトーの存命中にフランスで再演話が持ち上がったときは、『太陽がいっぱい』に出る前のアラン・ドロンがコクトーに自ら「ぼくにミシェル役を」と売り込みに来ている。ただ『ジャン・マレーへの手紙』を読むと、コクトーはジェラール・フィリップは非常に評価しているが、アラン・ドロンはあまりお気に召さなかったようだ。

ジャン・マレー自身も、晩年は父親役で『恐るべき親たち』を舞台にのせ、後進の指導に当たっている。もちろん、1938年に24歳のジャン・マレーがミシェル役を演じたときのような大評判を取ることはなかったが。

だが、ジャン・マレー以外にたった一人だけ、『恐るべき親たち』の舞台をセンセーショナルなヒットに導いた俳優がいる。それも『恐るべき親たち』初演から半世紀以上たった1990年代になって。

その俳優こそ、イギリス人のジュード・ロウ。

ロウがロンドンで、『恐るべき親たち』のミシェル役を演じたのは21歳。しかも、ロウは同作をひっさげてアメリカはブロードウェイに進出して大ヒットさせ、ハリウッド進出の足がかりを築いた。

ウィキペディアのジュード・ロウのエントリーには「1995年にブロードウェイで公演されたキャスリ-ン・ターナーやアイリーン・アトキンスと共演した『Indiscretions』でシアター・ワールド賞を受賞、トニー賞助演男優賞にもノミネートされた」とあるが、このIndiscretions(放蕩)というのが、『恐るべき親たち』なのだ。

ちなみに、1948年にコクトー監督・マレー主演で映画化された『恐るべき親たち』の英語のタイトルはThe Storm Withinになっている。

『恐るべき親たち』のミシェル役というのは、非常に難しい役だ。ミシェルは、客を笑わせ、呆れさせ、怒らせ、そして泣かせなければならない。単細胞のダメ息子だが、そこに愛らしさがなければいけない。マレーはコクトーにこの戯曲を書いてもらったとき、あまりの難しさに、「この役を演じる才能も力量も今の自分にはない。絶望的だ」と思った。「でも、ジャンの信頼を裏切りたくない」。

コクトーのほうは、呆然としているマレーを見て、「気に入らなかったのかな?」と一瞬がっかりした。コクトーはコクトーで、最初の読者であるマレーが自分の作品を気に入ってくれるかどうかを常に心配していた。それは晩年まで一貫して変わらない。

「おもしろくない?」
と聞くコクトーに対して、
「素晴らしいと思う」
と答えたマレー。
「じゃあ、なぜそんな顔をしているの?」
「驚いているんだよ、ジャン。君が想像できないくらい、ぼくは感動してる。この作品はどこか幻想的だ。そこが素晴らしいと思う」

素晴らしいとマレーが感動した『恐るべき親たち』は、2人の予想を超える成功をおさめた。

『恐るべき親たち』は、舞台の初演から10年も遅れて映画化されるが、そのときコクトーはもともとの舞台にはなかったシーンを付け加えている。

それがミシェルの入浴シーン。
ジャン・マレーの入浴
コクトーと仕事を始めたごく初期のころは、よく「脱がされて」いたマレーだが、すぐに自分の肉体美を売り物にするのを嫌がるようになる。映画『恐るべき親たち』での露出はマレーとしては珍しい。このころのジャン・マレーは筋骨隆々、まさにギリシア彫刻のよう。

もともとの台本を読むと、このシーンはミシェルがお風呂に入っているのではなく、お風呂の水を入れているだけだ。映画化にあたって、やや視覚的に「セクシー」なシーンに変えたということだろう。

ただセクシーなだけでなく、おっちょこちょいのミシェルの性格を表すコメディ風のシーンもある。

そして、ミシェルは浴室からバスローブをはおって出てくる。
恐るべき親たち
窓枠の影が美しい。このシーンももともとの舞台劇にはない。

ジュード・ロウ版舞台『恐るべき親たち』では、ロウはもっと大胆に、フルヌードで入浴し、お風呂から出てくるという設定になっている。
恐るべき親たちでのジュード・ロウ

悲喜劇両方の側面をもった『恐るべき親たち』のミシェル役は、そもそも難しい役だが、やはり客を集めるには、演技力だけではなく、俳優が若く、セクシーで、チャーミングである必要がある。その条件を完璧に満たしていたのが、1930年代のフランスに1人、1990年代のイギリスに1人だけいたということだ。

ジャン・マレーは『恐るべき親たち』執筆前のコクトーに、「君はどんな役が演りたい?」と聞かれて、「極端で、活気があって、現代人の役。泣いたり笑ったりして美男でない役」と答えている。そうして生まれたのがミシェルというキャラクターなのだが、マレーにしろロウにしろ、結局とびきりの美男だ(笑)。

1997年以降のジュード・ロウの映画界での活躍は多くの人が知るところだが、監督としてロウと相性がよかったのはやはり、アンソニー・ミンゲラだろう。

ミンゲラはロウの魅力を最大限引き出した監督だ。まずは、1999年『リプリー』のディッキー・グリーンリーフ役。この映画、どう考えたってロウのための映画だ。『ダークナイト』がヒース・レジャーのジョーカーを見るための映画になってしまったのと同じ理屈で。そのくらい、『リプリー』のロウは強烈なオーラを放っている。

『リプリー』は『太陽がいっぱい』のリメイクと紹介されるが、それは適切ではない。『太陽がいっぱい』より、原作のThe Talented Mr. Ripleyに忠実だとネットでは書かれていたりするが、それも当たっていないように思う。いや、もちろん『太陽がいっぱい』よりは忠実かもしれない。だが、『リプリー』もやはり、脚本を書いた監督のミンゲラが相当に原作を「翻案」している。映画『リプリー』と『太陽がいっぱい』、それに小説The Talented Mr. Ripleyはそれぞれ、まったく別の作品だと思ったほうがいい。

たとえば、主人公のリプリーがディッキーを海上で殺すシーンは、原作とまるで違う。原作ではリプリーが最初から殺すつもりでディッキーをヨットで海に誘うのに対し、映画『リプリー』では、ディッキーに誘われて乗ったヨットで、ディッキーの女友達のことで2人が口論になり、狂気にかられたディッキーに恐怖を覚えてリプリーが偶発的に彼を殺してしまう。

この海上でディッキーがリプリーを、「お前は退屈なんだよ」と罵るシーンは、明らかにロウの『オスカー・ワイルド』(1995年)でのボジー役を彷彿させる。というより、ほとんど台詞が同じなのだ。ミンゲラは『オスカー・ワイルド』で病気のワイルドを残してボジーが遊びに出かけてしまうシーンのロウの演技からヒントを得て、この海上での殺人シーンの脚本を書いたとしか思えない。

そして、もう1つ。ディッキーとリプリーの間に微妙な空気が流れるのが、浴室でのシーン。ディッキーが入浴し、リプリーとチェスをしている(なんで、風呂入りながらチェスなんかすんのだ? そもそも)。映画『リプリー』では、非常に重要なシーンなのだが、こんなお風呂の場面も原作にはないのだ。

バスタブに入っているディッキーに、リプリーが「入ってもいい?」と聞くシーン。
このときロウ演じるディッキーは、露骨にバカにするような視線をすくい上げて、リプリーを凝視する。
リプリーのロウ
どうよ、この色悪ぶり。

相手を上からあからさまに品定めするような、こうした侮蔑的目つきをさせたらジュード・ロウの右に出る人はいない。しかも、その相手はほとんど必ずオトコ。

「ノー」と冷たく突き放されて、リプリーはあわてて、「一緒にじゃないよ」。すると、ディッキーは、「じゃ、オレは出るから入れよ」とバスタブを出て行く。
リプリーでのロウ

このミンゲラのオリジナル・シーンのルーツは、やはりロウの出世作『恐るべき親たち』にあると思うのだ。そして、ディッキーのキャラクターづけは『オスカー・ワイルド』のボジーに相当影響を受けている。

リプリーはディッキーに「気味が悪い」「やめろよ、そういうの」と侮辱されればされるほど、ますますディッキーにメロメロになっていく。

2003年の大作『コールド・マウンテン』を経て、ロウとミンゲラは2006年に『こわれゆく世界の中で』で再びタッグを組むが、この最後のロウ+ミンゲラ作品でも、重要な場面にお風呂が出てくる。

こわれゆく世界の中で

「もう嘘をつくのはやめよう」「いいえ、ずっと嘘をついていて」――男女の思惑の違いが、決定的になるシーン。

このあと、自分の思い違いを知って、ロウ演じる主人公は無言でバスタブから出て行く。
ミンゲラ作品3つのうちの2つに出てくる浴室。そのルーツは、だからジャン・コクトーが映画『恐るべき親たち』でマレーをお風呂に入れたときにさかのぼると思うのだ。

ロウがジャン・マレーを意識しているかどうかは不明だが、彼の将来の夢は、「84歳でリア王を演じること」だと言っていた。84歳はマレーが亡くなった年。マレーはその前年まで舞台に立っている。リア王も当たり役の1つだった。シェークスピア劇をあげるということは、ロウの頭にあるのは、あるいはイギリス最高の俳優ローレンス・オリビエかもしれない。どちらにしろ、いくつになってもその年に応じた演技が楽しみな俳優、それがジュード・ロウだ。

ミンゲラは明らかに、俳優としてのジュード・ロウの才能に最も惚れこんでいた監督だった。ミンゲラ作品でのロウは、1作ごとにまったく違う、そしてその年齢にぴったりの役を演じて、甲乙つけがたい極上のキャラクターに仕上げている。

<も、文字制限… 続きは明日に>















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最終更新日  2009.03.27 00:29:29



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