フランスに行くと買ってくるシャンパンは、
ドゥーツ(Deutz)。理由は単純。東京でも、普通の酒屋さんで入手しにくいから。
東京のデパートで入手しようと思ったら、「ペニンシュラ」ブランドで売っているシャンパンを買うのが一番早いかもしれない。ペニンシュラ・ブランドのシャンパンは、よ~く見ると、ラベルにAy(アイ)村のDeutzの文字が見えるハズ。
他にも有名レストランが採用しているドゥーツのシャンパン。タイユバン・ロブションもその1つ。
フランスなら、空港の免税店でヴィンテージものが買える。Cuvee William Deutzで99ユーロ、Amour de Deutzで120ユーロぐらいだったかな。ただし、お安いのは空港にはない(と思う)。
こちらは、マドレーヌ広場の酒屋さんで買ったDeutz Brut 2002。2002年はシャンパンの当たり年だったとか?
パリの一等地のショップで買ったせいか、お値段はそれなりにして、47.7ユーロ(今のレートだと6,000円ぐらい)。日本に持って帰る方、必ず店でビニール袋にボトルを入れ、それからシーリング、つまり密閉処理を施してもらいましょうね。でないと、機内に持ち込めず、空港で10ユーロの専用ボックスを買って、ドキドキしながらカウンターで預けなければならなくなります。
肝心のDeutz Brut 2002の味のほうは…? ウン、すっきりと爽快な辛口。Cuvee William Deutzほどの「突き抜け感」はないものの(注:Amour de Deutzのほうは、飲んだことありません・笑)、この値段なら十分にリーズナブルでしょう。
案外、「えびせん」とピッタリ(苦笑)。一緒に食すと、えびせんの味が一段階上がった感じがした(再苦笑)。
ところでDeutzはドイツ系の名前だが、ドゥーツというより、普通にドイツ語読みしたら、「ドイツ」になっちゃう。ちなみにドイツ語で国のドイツはDeutschland(ドイチュラント)、ドイツ語はDeutsch(ドイチュ)なのだ。
なぜ日本では、ドイチュラントを「ドイツ」と言うのだろう? 推測するに、landを取るとドイチュとなるのだが、「チュ」の語感が悪かったので、「ツ」で置き換えたのではないだろうか…
ドイチュラントから来たドイツさんが、日本のカタカナ表記では、ドイツから来たドゥーツさんになっている。
なんか、変…(
ま、基本的には、まったくどうでもいい話だけどね)。