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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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ゴロワのブログ GAULOISES1111さん
Tomy's room Tomy1113さん
2009.06.10
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今回泊まったのはイロコイ(色恋?)・ホテル

ホテルを決めるまでにはかなり迷った。

「アップル」「旅ウェブ」「エクスペディア」でホテルの値段をチェックする。その結果、早めに予約するなら旅ウェブが一番安いが、キャンセル料金がかかってくるタイミングが早いことがわかった。それに旅ウェブは少なくとも2週間以上余裕がないと、予約できるホテルがない。

直前(ホテルにもよるが、2~3日前までぐらい)でも大丈夫なエクスペディアは、たとえばウォドルフ・アストリア(お高いタワーのほうではなく、ボロくて限界に達してるという噂の 古いビルのほう)は、2週間ぐらい前になると宿泊料金が安くなり、2~3日前の、本当の直前予約だと高くなるということがわかった。

アップルは全般的に高いので、検討するのを途中でやめた。ただ、口コミは多いので、検討中のホテルの評判を読むのにはいい。

最初に考えたのは、今回は母も一緒だし、「最高級のホテルに泊まろう」ということ。ザ・プラザ・ホテルは、高級コンドミニアムとホテルに分かれてからは、あまり評判がよくないし、ウォドルフ・アストリアは、タワーのほうは情報が少なく、古いほうは、水周りがあまりにヒドいという口コミが多かった。日本人客に評判がいいのは、セント・レジス・ニューヨークだったので、旅ウェブでいったん予約。

だが、途中でインフルエンザのフェーズが上がったりして、行くかどうか迷ってしまい、キャンセル料金がかかる前にといったんキャンセルした。

1週間ぐらい前に、最終的に行くことを決めて、さて、ホテルはどこにしようか再度考えたのだが、セント・レジズはもう旅ウェブでの安めの料金で予約はできなかった。エクスペディアでは予約できるのだが、料金は旅ウェブより若干高い。

よく考えれば、昼は美術館、夜は観劇… で、あまりホテルにいないじゃん。

だったら滞在型の高級ホテルは、無駄だなぁ… と考えが変わった。

とにかく、夜のミュージカル観劇から徒歩で帰れる場所がいい。エクスペディアで探していると、たまたまタイムズスクエアから500メートルのイロコイ(Iroquois)・ホテルというのが割引率が高くなっている。日曜日は安いなど、日によって多少レートが変わるが、平均すると諸費用コミで2万2600円ぐらい(ネット料金は含む、朝食は含まれず)。正規の料金をHPで確認したら、1泊288ドルぐらい(朝食コミかどうか、確認するのを忘れました)。まぁまぁお得なので、エクスペディアを通じてココを予約した。

予約シートがあまりに簡単なものだったので、チェックインするまではやや不安だったのだが、ちゃんと泊まれた(笑)。

以前NYでは、タイムズスクエアにもろに面してるといっていいルネッサンス・ホテルを定宿にしていた。だが、何度目だったか、大晦日に泊まったとき、チェックインしたとたん、値段を上げると電話で通告され(まあ、数ドルだったけど。それにタイムズスクエアでのカウントダウンを窓から眺められたから、その見物料と考えれば安い)、バスルームをのぞくと、髪の毛のついた使用済みの石鹸が箱に入っており(たぶん、前の客が使った石鹸を箱に入れておいたら、メイドが使ってないと思ってそのままにしたのだろう)、枕銭を置いたら、朝掃除する前にお金だけ取って行き、朝食を食べて戻っても、枕銭だけなくなっていて部屋は汚いまま。

おまけに、帰国したあと、一緒に払ったミニバーの料金がまた請求されてきて、キャンセルするのが面倒だった。こういうことがあったので、ルネサンス・ホテルに泊まる気持ちはもうなくなった。

それでも懐かしのルネッサンス・ホテルをのぞいてみようと、今回行ってみて驚いた。ものすごくモダンな雰囲気に完全に改装されている。窓も開かないみたい。以前はカウントダウンのとき、窓からトイレットペーパーを投げてるヤツがいたのだが…

超モダンなホテルは好きじゃないので、予約しなくてよかったと改めて胸を撫で下ろす。

色恋ホテルの魅力は、タイムズスクエアから2ブロックというロケーションのよさ、こじんまりとしたホテルなので、エレベータから客室まで近い、スタッフの対応がいい、アンティークな雰囲気で落ち着くといったところ。
iroquois2
写真はリーディング・ルーム。ここにはコンピュータも用意されている(使わなかったけど)。

フロントとレストランのドアのガラスには、向こうが揺らいで見えるアンティークガラスが使われているのが特に気に入った。これは昔、製法技術が低いころに作られていたガラス板をわざわざ復刻したもので、今となってはこういうガラスを作るほうが高くつく。Mizumizuはこのガラス越しの揺らいだ眺めが大好きで、キュリオケースをあつらえるときは、このガラスを使ってもらおうと思っている(今のところ思っているだけで注文していないのだが・笑)。

iroquois
ベッドは相当柔らかく、多少ヘタリ感があるとも言えるが、大きいし、寝心地は悪くない。

しかし、なんといっても最大の魅力は、価格がリーズナブルだったこと(これは時期にもよるだろうけど)だろう。一応4つ星だしね。朝食はチップなし、税込みで1人18.89ドル。
イロコイホテルの朝食

生ハムにチーズ、ヨーグルト、シリアル、果物などといった定番の朝ビュッフェ。1回だけ試したが、値段のわりにはたいしたことないし、そもそも量が食べられないので、すぐ近くにあるファミレス風の店に行った。

在NY15年のMizumizu母友人も、「NYの朝はホテルを出て、そこらの汚い喫茶店に行ったほうがいい」とアドバイス。いや、これは実のところ、かなり適切なアドバイス。確かに、朝行ったファミレス風の店(喫茶店ともいえるかも)、かなり早くからやっていて、出勤前と思しき大勢のニューヨーカーで賑わっていた。
汚い喫茶店?
これがニューヨーカー御用達の「汚い喫茶店」。ホテルを出て、タイムズスクエア方向へ3軒ぐらい歩いたところ。

パンケーキ
パンケーキを1人2枚ずつ。たっぷりメープルシロップとバターがついてくる(つーか、日本のホットケーキってなんでああも、バターもシロップもケチくさい量なの?)。フルーツボードを1つ、ホットミルク(なぜかガラスのコップに入って出てきて、コップが熱いのなんの)を2つで、税コミで15ドル。チップはカード払いだと書き込みで払うこともできるが、1~2ドルをテーブルに置いて出て行くニューヨーカーが多かった。

最初に行ったときより、2度目のほうがフルーツの量が多かったのは、時間が早かったせい? なんで同じモノなのに、量が違うの?(苦笑)。ウエイストレスのお姉さんも2度目からは、愛想がよくなって、品物をサーブしてくれたときに、なぜかウインクしてくれた(謎)。

そうそう、ここに限らず、NYの店は、座ったとたん飲み物を聞いてくるところが多いし、客のほうも、メニューを見ずに、「コーヒー」だとか「コーラ」だとか頼んでいるので、あらかじめ、席に着く前に何にするか見当をつけておいたほうがいいかも。とてもせっかちな、都会らしい風景だった。

色恋ホテルの欠点は、バスルームの狭さ。部屋自体が広くないのにベッドがやたらデカい。それにスペースをとられてバスルームは非常にコンパクト。アメニティグッズも最低限で、石鹸もそれほど上質ではない。歯ブラシや櫛はなし(言えばもらえるのかも?)。天気が悪く湿気が多かったせいか、洗濯物がなかなか乾かなかった。干すところもない。

バスタブは浅く、シャワーもノズルなしのドロップ式オンリー。HPでこのことはわかっていたので、100円ショップで買った洗面器を日本から持ってきたMizumizu。Mizumizu母は呆れていたが、使ってみたら、「あら、便利じゃない」。ドロップ式のシャワーって、髪の毛のシャンプーがきっちり流せたかどうか、どうも気になるのだ。なんで、洗面器でジャバジャバ流した。

あとは、部屋においてあるデスクも小さく、モバイルPCを置いたら、書き物をするスペースはなくなる。

それと、これは好き好きだが、部屋がとにかく暗い。どこにいっても工場みたいに明るくする日本人にとっては、灯りが少なすぎると思う。窓からの眺めもナシ(隣りのビル・ビューでした)。ただ、こういう欠点もNYで2万5000円行かないという値段設定を考えると、許せる範囲。これが3万円だと、積極的にお奨めはしないケド。

掃除スタッフの仕事振りは非常によく、初日の午後部屋で食べたカップ麺の汚れたプラスティック容器を夜のベッドメイクのときに片付けてくれていた。同時に、昼間バスルームで使った小さなタオルも替えてくれていた。ディナーから戻ったら、ゴミ箱はきれいになっているし、モロ濡れだった小さなタオルは片付けられ、新しいのがおいてあるのは気持ちがいい。

脱いだ服をきれいに整えてくれるホテルもあるが、ここはあえてそこまではやらない感じ。ヘタに客のものを触ると、「なくなった」と騒ぐバアさんなどいそうだし(たいていは、自分の勘違い)、衣類には手をつけないというポリシーは、それはそれでいいと思う。

初日に夜更かししたので、翌朝は10時半まで寝てしまったのだが、メイドさんは、私たちを起こすこともなかった。よく、寝坊していると、メイドさんがドアを開けてしまうことが多いのだが、それがなかったということ。これにはかなり気を使っている感じ。

隠れた心遣いが気に入ったので、さっそく最初の朝に、枕の下にクォーター(25セントコイン)で1ドル分チップを置いたのだが、午後部屋に戻ってきたら、掃除された部屋のデスクの上にチップが戻っていた。コインでのチップは受け取らないのかな? と思ったのだが、後日真相判明。

掃除は担当制で、チェックアウトが近づくと、担当メイドの名前の入った小さな封筒が用意されており、「フロントに渡してください」と書いてあった。コレ↓
チップを入れる封筒

つまり、メイドさんへのチップはまとめてチェックアウトの際に、この封筒に入れてフロントへ預けるシステムになっているよう。

さりげなくこちらのペースに合わせて掃除をしてくれるし、濡れた小さなタオルは夜のベッドメイクのときに替えてくれるし、気が利いているので、Mizumizuはチップをチェックアウト時にフロントに手渡ししたのだが、フロントのスタッフは受け取ることを期待しているようでもなく、Mizumizuと同時にチェックアウトした白人は、渡していなかった。

色恋ホテルは、タクシー利用にも便利。「5thアベニューの44thストリート」と言えば、簡単に通じて、5番街と44番通りの交差点で下ろしてくれる。そこからは徒歩ですぐ。よほど荷物が重いのなら、6番街から44番通りに入ってホテルの前でおろしてもらえばいいが(5番街からはホテル方面の44番通りには入れない。一方通行なので、6番街から44番通りに入ればホテルの前につけられる)、普通は5番街でおりれば十分だと思う。

ツインで2万5000円未満で泊まれるなら、十分すぎるほどリーズナブルでお奨めできるホテル。









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最終更新日  2009.06.16 17:46:55



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