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カテゴリ:Travel(タイ)
バンコクに着いてまず最初に行ったのが、大型ショッピングセンター「マーブンクローンセンター」。
この6階にあるフードコートでは、美味しいソムタム(パパイヤのサラダ)が食べられるという(←ネット情報)。Mizumizu自身はそうでもないのだが、Mizumizu連れ合いは、バンコクのオリエンタル・ホテルのレストラン「ヴェランダ」でソムタムを食べて以来、大ファンに。 今回は、街中で美味しいと評判の店に行ってみよう、ということでマーブンクローンのフードコートを選んだ。 ホリデー・イン・シーロムは、BTS(スカイトレイン)の駅にも近く、マーブンクローンも同様。だが、案外タクシーで行っても2人だとそれほど変わらない。なので、行きはタクシーに乗った。 これが失敗! モロに渋滞に巻き込まれ、もう少しというところでクルマは全然動かなくなる。黒人のタクシードライバーは、なぜか中央分離帯寄りの車線を走っていて、途中で降りると言い出しにくかったのだが、メーターが88バーツになったところで、たまりかねて降りた。払った金額は90バーツ(270円)。距離からするとかなり高い。 しかし、なんだって3車線ある道で、もうじき歩道側にマーブンクローンが現れるというのに、歩道寄りの車線を走らずに、一番停めにくくなる中央寄りの車線を走るのだろう? おかげで道路の真ん中で降りて、すり抜けしてくるバイクに注意しつつ、クルマの間を2車線横切って歩道に行かなければならなかった。 マーブンクローンにはすぐ着いた。さっそく6階に向かう。エレベーターの扉が開いて、あらビックリ! そこはショッピングセンターというより、露天のマーケットがそのまま移動してきたような、雑多な雰囲気。 マーブンクローンは火災時の避難経路に問題アリと聞いたが、確かに。どでかい空間が小さな店舗で埋め尽くされ、さながら迷路のよう。火事になったら、どっちへ逃げたらいいのかわからない。 店の品揃えは、基本的にカオサン通りやウィークエンドマーケットなどで見るものを大差なかったのだが、1店、コットンの帽子でなかなかのものを置いてる店があった。 扱ってる帽子は基本的に生成色で、汚れは目立ちそうだが、かぶってみると頭にぴたりと入り、普段使いに重宝しそう。デザインもいろいろあったが、ツバの広いものがタイの強烈な日差しには向いていそうだ。 ややゴルフ場で働いてるオバちゃん臭いデザインではあるが、ツバもしっかりしているし、日差しを遮るという目的のためには、デザインよりは使い勝手。後ろがリボンになっていて、それで頭の大きさに合わせて、少し調整できるところも気に入った。190バーツ(570円)と値段も安いから雑に使える。 さっそくお買い上げ。190バーツの言い値そのまま。交渉すれば180バーツで売ってくれただろうし、頑張って粘ればたぶん、160バーツぐらいにはなったかな? Mizumizuの場合、交渉――つまり、値切りは、まったく気分次第。 タイのコットン製品は、普段使いのものとしては、値段も安く、案外質もいい。タイシルクが有名だが、タイコットンのほうが用途も広いし、値段も手ごろ。むしろ、タイに行ったらコットン、というのがMizumizuの常識になりつつある。 「フードコートはどこ?」 と帽子屋のオバちゃんに聞くと、奥を指し示された。細い路地のような店と店の間の通路を歩くと、建物の端にようやくフードコート発見。麺類を売ってる店、カレーを売ってる店、揚げ物を売ってる店、ドリンクを売ってる店… 小さな店がたくさん集まっている。 タイのフードコートでは、まずクーポン券を買う。払った額と同じ金額が印刷してある紙だ。1バーツ、5バーツ、10バーツと種類もたくさんあるので、お釣りがいらないようにクーポンを店にわたして料理を買うというシステム。 しかし… いつも思うのだが、なんだってこんな面倒臭いことをするんだろう? 現金がわりにクーポンを使うというだけのために、クーポン売り場には数人の人員が配置されている(といって、別に手数料がかかるわけではない)。クーポンはだいたい、きっちり全部は使いきれないから、余ったら、客はわざわざRefundコーナーに行って、また現金に戻してもらわないといけない。 現金でやりとりしたほうが、ずっと早いのに… ネットで調べたが、なんのためにこういう回りくどく、しかもコストのかかるシステムを構築したのか、真相をつまびらかにしてくれるサイトは見つからなかった。 1つ推測できるのは、店で雇った店員が現金をちょろまかしにくいということかもしれない。クーポンを現金に戻せるのは当日限り。現金のやりとりだと、10バーツ、20バーツとアルバイトがポケットに入れてしまってもわからないが、クーポンでは不正はしにくい。 そのほかの可能性としては、偽札使用防止に多少なるかな、ということか。店で現金をやり取りすると、店のほうは調理に気を取られて、偽札を使われても気づかないかもしれない。クーポン売り場で偽札を使ったら、その場では気づかなくてもフードコート内で食べている間に誰かが気づけば、摘発できる機会は増える。 その程度しか思いつかないのだが… 客にとっては、面倒なだけのクーポンシステム。その分、料理は割高になるし。 さてさて、「美味しい」と(一部のネットサイトで)評判の、コート一番奥にあるソムタム(パパイヤのサラダ)の店へ。 注文すると、木製の深い鉢に材料を入れて、トントンとこれまた木の棒で叩くようにしてその場で作ってくれる。叩くことで、パパイヤの口当たりを柔らかくするのだと思う。 こちらができあがり。40バーツ(120円)。屋台に比べるとやや高めなのかも。 お味のほうは… 完全に普通でした。もちろん、十分に美味しい部類です。やはりオリエンタル・ホテルのほうが、ずっと美味しい。ただし、お値段は… 10倍ですか? それとももっと? 一方、ここのフードコートの値段は、日本から来たばかりの身にはあまりに安い。 センミーという、細麺に目がない連れ合いは、さっそくつみれ入りのセンミー・ナムをオーダー。ナムというのが汁ありヌードルのことのよう。やはり40バーツで、お味はこれまた完全に「普通に美味しい」。薄味なので、自分で調味料を足して味を調整する。 Mizumizuは、タイと言ったらコレでしょ、のパッタイ。35バーツ。やや甘口、つまり欲しい辛さは自分で調味料で足せ、ということのよう。 麺が少し柔らかすぎたかな。とはいえ、これまた、まあまあ美味しく食べられるレベルだった。 全体的に、インパクトのない「普通に美味しい」フードコートだった。大きな感動もないが、大ハズレのガックリもない。そこそこの店が一箇所に集まっている。そういう意味では、行って損のない、便利なフードコートだ。 ちなみに、水はミネラルウォーターの中瓶が12バーツ(36円)。屋台だと10バーツぐらいのものかな。 ここのフードコートで、Mizumizu連れ合いがセンミー・ナムを買うとき、何を勘違いしたのか、40バーツのところを70バーツ分のクーポン券をわたしてしまった。売り子のねーちゃんは、何も言ってくれず、Mizumizuはパッタイ売り場にいて気づかなかった。気づいたときには後の祭り。 タイは、お釣りごまかしはまずないし、うっかり払いすぎてもちゃんと戻してくれる店員が多いのだが、例外もあるよう。 気をつけましょう。 あまったクーポン券を現金に戻し、 「どう考えたった、手間かかって無駄だよなあ…」 と割り切れない思いをかかえつつ、フードコートを後にする日本人2人。 そうそう、このショッピングセンター、トイレで2バーツ要求されます。 さて、巨大なショッピングセンター内をまたうろうろしたあと、今度は渋滞関係なしのBTS(スカイトレイン)で戻ることにした。 行き先はオリエンタル・ホテル。BTS(スカイトレイン)で1人30バーツ。2人だと60バーツ(180円)。混んでなければタクシーでもそのくらいの値段で行ける距離なのだが、渋滞にはまってイライラするよりいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.22 22:21:50
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