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カテゴリ:Travel (インドネシア、バリ)
今回泊まったのは、ヌサドゥア・ビーチにあるウェスティン・ホテル。同ホテルのホームページにアクセスすると、まず出てくるのがこのウェスティン・ホテル・バリのプールの写真。 ということは、ウェスティン・ホテルグループの中でも、いいほうの部類に属するのだろうと思うし、星も確かに最高級の5つ星。ホテルのプライベートビーチのイメージ写真↓↓も素晴らしい。 のだが・・・ 実際には、安いレートで団体客を目いっぱい受け入れている、名ばかり高級リゾートになっていた。 Mizumizuたちも飛行機チケットと抱き合わせで、安く取った。延泊しても2人1部屋で1泊7000円と、かなり安い。 安くするとどうなるか? サービスが落ちる。まず典型的なのが、朝食。 朝食会場は、緑豊かな池に面していて、そこに美しくも珍しい鳥が飛来したりして、熱帯のムード「は」抜群。 バイキングの数も多い。種類だけは凄い。 こんなふうに完全に洋食スタイルにすることもできるし、中華も和食もある。パンも種類が多い。 のだが・・・ どれもこれも、味が相当イマイチ。種類だけ並べれば、どれか食べられるものがあるでしょ、とでも言われている気がしてくる。 タイと比較して勝っていたのはコーヒーだけ。さすがコーヒーの名産地インドネシア。甘い香りと深い苦味は他ではなかなか味わえないコーヒーが、ふんだんに出た。 だが、団体客をたくさん入れているので、本当に騒がしく、テーブルもキチキチで、優雅さゼロ。 熱帯らしく果物も生ジュースもスムージーもあって・・・ う~ん、さすがに、南の島! と言いたいところだが・・・ なんだ、このマズイ果物は! 街に出れば、もっと美味しそうな果物が店先に山積みになっているというのに! ガイドさんにもらって食べたマンゴスチンなんて、タイよりぷくぷくと丸く大きくて、味もよかったのに、なんだってこのホテルでは一度も朝食に出さないだ!? 味のないメロンとか、パサパサのパイナップルとか、こんなもん、一体どこで仕入れてるの? 結局スイカが一番美味しいって、どういうことですか、え? おまけに、生ジュースのマズさは、人をバカにしてるのか? スムージーも飲めたもんじゃない。これじゃ、タイの空港で飲んでしまった「タイ最悪のスムージー」をはるかに下回るわ! ここまで客を舐めてる朝食、久々に食べた。 そのせいなのかどうなのか、「日本人に人気のホテル」と聞いたのに、日本人客はとても少ない。聞こえてくるのは圧倒的に・・・ ロシア語! どうしてロシア人がこんなにたくさん来ているのだろう。ビザ協定でも結んだのか? 次に多いのが・・・ 中国語! 日本人よりどう見ても中国人のほうが多い。世界の観光市場から日本人が退場している現実を如実に感じた。 どうしたんでしょう、日本人? バリには飽きてしまったのでしょうか? 世界中でカモられまくって、海外旅行にウンザリしましたか? かつてバリの観光客は、日本人とオーストラリア人がほとんどだったとか。だが、今は街中の観光客相手のレストランの歌手(←レストランでは、やたらと生演奏が多くて、実にうるさい)も、「スパシーバ!」「シェーシェー!」と言っている。 しかし、一度行って損はない島だと思いますよ。飛行機代とホテル代が抱き合わせになった安いチケットも出回っているし、まだ行ったことない方は、考えてみては? さてさて・・・ 朝食は高級難民キャンプ状態のウェスティン・バリ。プライベートビーチはどうかというと・・・確かに、上に紹介したような「コクーン」と呼ばれる「くつろぎスペース」は海岸に並んでいた。 だが・・・ 現実はこれ。 おお、イメージ写真との、なんという違いでしょうか。プロの写真家って、本当に凄い。確かに同じモノがあるのだが、全然違う場所のようだ(苦笑)。 ビーチの砂は踏み荒らされ、コクーンは突然の雨に備えた銀色のビニールシートがくっついていて、これまた高級感に乏しい。 海はといえば・・・ 晴れた日に、こう撮れば、まあまあに見えますかね? ヌサドゥア・ビーチ。 透明度も高そうに見える? でも実際は・・・ あまりきれいじゃない! 水面にはなんだかいろいろなものが浮いてるし、水も濁っている。沖縄のほうが、海は圧倒的にきれい(ただし、今回泳いだのはヌサドゥア・ビーチだけなので、他にもっときれいなビーチがあるのかもしれない)。 さらに、天気の悪い日の、引き潮の時間になると・・・ どどど~ん、とこんなにキタナクなる。海底の海草が砂浜にむき出しになり、まるで冬の日本海。ただし、暑いのだが・・・ ヌサドゥア・ビーチというのは新しく開発したエリアらしく、大型ホテルが立ち並んでいるだけで、歩いてぶらっと楽しめる街もない、いわば孤立したリゾート地。その分セキュリティはしっかりしていて、まあとりあえず、爆弾テロの恐れはほとんどない。 空港から送迎バスで観光客が、この閉ざされたエリアにじゃんじゃん送り込まれてくる。いったん入ってしまうと、個人ではとても出にくい。そうした場所だということは、あらかじめわかっていたのだが、実際に泊まってみると、「隔離された高級難民キャンプ」という印象を、やはり強くもたざるを得ない場所だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.06 23:04:42
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