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カテゴリ:Travel (インドネシア、バリ)
朝起きるとさかんに鳥の鳴き声がしている。 「や~ねえ、スピーカーで流して演出してるの?」 と思ってしまったMizumizu+Mizumizu連れ合いは、完全に堕落した都会人。窓を開けると、本物の野鳥のさえずりだった! 乾季は埃っぽくて目薬がいるという話もあるバリ。Mizumizuが訪れた1月末から2月初めは雨季の真っ最中で、何度も激しい雨にも見舞われたのだが、これが不思議と不快ではなかった。 バリの雨は突然降る。叩きつけるような雨だ。写真にも雨粒が写っているのが、わかりますか? 待っていればやがてやむ。本当に一過性のシャワー。 部屋のバルコニーから、ヤシの木に降りかかる熱帯特有の強い雨を見ていると、それだけで陶然となった。まさにサマセット・モームの世界。 雨がやんだバルコニーには、しょっちゅう来客があった。なんとそれは、「リス」。 バリで見たリスは、まるでムササビのようにアクロバチック。高いヤシの木の垂れ下がった葉の先のほうまでチョコチョコやって来て、そこから近くの建物や別の木に飛び移るではないか。落ちたら死ぬと思うのだが・・・ こちらはプールサイドのヤシの木で見かけたリス。後ろ足だけで幹をつかんで完璧にさかさまになり、しきりとナッツを食べていた。 ある日、バルコニーと部屋の扉を開けたまま、朝食に出て、部屋に帰ってきたら・・・ このリンゴ、一瞬、Mizumizu連れ合いが食べ散らかしたのかと思い・・・ Mizumizu「なんつ~、食べ方してるの? リンゴ・・・」 Mizumizu連れ合い「えっ?(とリンゴを一瞥して) オレじゃないよぉ。これ、完全に齧歯類の食べ方じゃん」 はっ? 齧歯類? そう言われてみれば、歯型の幅が狭くて深い。人間でこんな出っ歯は確かにいまい。 どうやら、バルコニーに来るリス君、開いていたドアから入ってリンゴを見つけて試食してみたものの、あまりお気に召さなかったのか、すぐにやめて出て行ったよう。 リスや鳥と一緒にくつろぐプールは、見かけはなかなか・・・ なのだが、この大きなプールは水が汚い。チェンマイのマンダリン・オリエンタルのプールとは雲泥の差。 もう1つ小さなプールがあり・・・ こちらは海水を使っているとかで、水もきれいだった。プールには更衣室や室内シャワーがない。部屋で着替えてこいということだ。こういうところが、マンダリン・オリエンタルとの違い。あちらのホテルは、必ずプールに専用の更衣室とシャワーがあり、チェックアウトしたあとも使えて便利だった。 ウェスティン・ホテルはスタッフの数も少ないので、自分でバスタオルをスタッフからもらって、寝椅子にセットしなくてはいけない。オリエンタルのように、ミネラルウォーターをもってきて置いてくれる、なんてこともない。こういうところが全部、少しずつ違う。 もちろん、その分安いのだから、仕方がない。 逆に、ほったらかしの気楽さもあり、本当は夜は7時までのプールなのだが、暗くなってから泳いでも文句は言われない。 夜のプールもかなりムーディ。 プールサイドでは自転車の貸し出しもあり(1台1時間=300円)、ヌサドゥア・ビーチに並んで建っているホテルのプライベートビーチを縫うように作られた海辺の遊歩道をサイクリングして楽しむことができた。 ヌサドゥア・ビーチのホテルは、どれも似たりよったりだったのだが、高級感で際立っていたのが、クラブメッド(Club Med)。 これが、わがウェスティン・ホテルのプライベート・ビーチの現実だが・・・ 同じプライベート・ビーチでも、クラブ・メッドのほうは、こう。これなら、「最高級ホテル」と言って間違いないだろうし、パンフレットに載っているイメージ写真と現実が、さほど違わないのではないだろうか。 芝生に影を落としたヤシの葉が綺麗で、思わずシャッターを切ってしまった、クラブ・メッドの敷地内。 だが、クラブ・メッドって、泊まった人でいいと言ってる人が、Mizumizuの周囲にあまりいないのだ。実際のところ評判いいのか悪いのか、よくわからないクラブ・メッド・・・ そのせいか、きれいなわりには食指は動かなかった。 値段のこともあるし、今回のバリ島の滞在はウェスティンで、まあ満足。といっても、バリ島はホテルが有り余るほどあるので、次もし来たら、別の場所の別のホテルに泊まろうと思うけれど。
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最終更新日
2010.02.08 11:01:01
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