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カテゴリ:Travel(フランス)
パッサーシュ・デ・パノラマを出たあとは、パレロワイヤル公園方面に南下。 「回廊通り」の名の通り、回廊をめぐらした通り。狭い裏通りだが、カフェやレストランは人々で賑わい、活気があった。 パリの街は、以前にくらべるとずっとキレイになった。以前はパリのシンボルだった(?)、路上にころがる犬の糞も相当減ったように思う。 しかし、清潔になるにつれ、あちこち整備されるにつれ、パリにしかなかったハズの魅力がなくなったと感じるのはMizumizuだけだろうか? 街もそうだが、人も。 以前のパリジャンやパリジェンヌはとてもお洒落だったのだ。最初にパリに来たときは冬で、大判の四角いスカーフを個性的に巻いて、端を長く後ろに垂らしているフランス人男性を多く見かけた。別に高そうなスカーフではないのだが、抜群にお洒落に見えた。今パリの道を歩いているフランス人男性は、NYやミラノ、東京の男性と比べて、特にファッショナブルということもない。返って小柄なアジアの青年が、気合を入れた(笑)かわいい格好で歩いているのが目立ったりする。 なんだか、発見のない、つまらない街になったなあ、パリ。 パリで一番美しいと言われるギャルリー・ヴィヴィエンヌ。エレガントで洒落た店も多い。 エッフェル塔グッズが・・・ ここにも。 こちらにも。 注:礼儀正しい日本人のみなさま、お店の写真を撮るときは、必ずお店の方に許可を取りましょうネ。 ヴェルレーヌとランボーゆかりのパッサージュ・ショワズールは、今は日中韓の料理屋がひしめく。ラーメンのダシの匂いやニンニクの香りが屋根つき空間の一角に充満している・・・うう~ん、これはフランス人にはかなり耐え難い匂いかも。 そのせいかアジア人が多いパッサージュ。かつてここをヴェルレーヌは、「昔の香り漂うパッサージュ」と評し、そこではオレンジや珍しい羊皮紙や手袋を売る店があったと書いている。今はすっかりアジアンなパッサージュ。古ぼけた雰囲気は、「昔の香り漂う」というより、一応修理はしたものの、そのまま寂れてしまった感じといったほうが的確か。吉祥寺のアーケード街のよう(苦笑)。 パレロワイヤル公園。去年の冬にも来た場所だが(そのときのエントリーはこちら)、すっかり緑で衣替え。まったく別の場所のよう。 並木の端整な刈り込み方に、フランスを感じる。 パレロワイヤルから地下鉄に乗って、ジョルジュサンク駅(シャンゼリゼ)へ。 ショーウィンドウは季節のマカロン、ミュゲ(すずらん)一色。 シャンゼリゼのラデュレは、平日だというのに、マカロンコーナーに大行列が出来ていてビックリ。冬に来たときは、ガラガラだったのに・・・ 日本人はあまり並んでいない。お客はほとんどが白人。みなどこから来た観光客なのか・・・ しかし、それにしてもおそるべし、フランスの老舗店の宣伝力。ここのマカロンがいつの間にか、こんなに大人気になっているとは知らなかった。 銀座に上陸したときは、すごい行列だったが、今はだいぶ落ち着いている。パリのシャンゼリゼ店の行列は、一時の銀座店を彷彿させた。 もちろんMizumizuもお買い上げ。Mizumizu母はオランジェットも買っていた(あとで少し食べてみたが、値段ほどには感動のないオランジェットだった)。 マカロンはやはり、日本で食べるより美味しい。口当たりが、さらにはかなくソフトで、フレーバーの主張は強い。 しかし・・・「ミュゲ(すずらん)」のフレーバーは、個人的には好みではない。ローズは好きなのだけど・・・ ローズのほうが自然な香りに感じるのは、ただ単に慣れの問題なのか?
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最終更新日
2010.06.26 10:42:14
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