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カテゴリ:猫
コロナ禍で地方へ「疎開」したMizumizuが、今一番力を入れているのが地域猫活動。野良猫を捕獲して去勢・不妊手術を施し、住み慣れた場所に戻して、餌やり・排泄物の処理をしつつ、一代限りの命を見守る活動だ。
こちらには「かぎしっぽの会」という大きめの保護団体があり、そこに直接・間接的にぶら下がるように小さなチームが点在している。というのは、手術には公的な助成金制度があり、支援を受けるためには3人でチームを作り、地域猫の会を立ち上げればよいから。 去年はまだ始めたばかりで、よくよく慣れた野良猫、3匹の手術をするのが精いっぱいだった。今年は7匹。8匹申請したが1匹はとうとう捕獲できず申請を取り下げた。 去年は、慣れた猫だったから、申請から捕獲、手術まで、「ふむふむ、わりあい簡単だな」と思った。 が! それは、あくまで人に慣れる(野良としてはむしろ珍しい)タイプのコたちだったからだった。 今年は捕獲そのものに苦労した。3人でチームを作ったとは言っても、別の2人はすでに個別でかなり活動しているので手助けしてほしいとも言えない状況。実は猫好きにはこのパターンが多い。助成金に頼らず自腹でTNRをする羽目になったり(なぜそうなるのかについては、また後日)、結局は家猫として保護し、それも1匹ではおさまらず、めいっぱい飼ってしまったりする。チームメンバーの2人はモロにこの手の方々で、Mizumizuの手を借りずにどんどん手術などの活動を進めていく。なので、Mizumizuも申請から捕獲、手術、リリースまで、基本一人でやっている。チーム内の連携はフードの融通や情報交換といったところ。 で、どんな苦労があったのか…何が問題で、助成金を受けてのTNR活動が難しくなるのか、については次回以降のエントリーで述べるとして、まずは去勢・避妊手術をしないとどうなるか…その現実を見てほしい。 Mizumizuが贔屓にしている福岡のCafe MOKAさん。You TUBEにチャンネルもあり、頻繁に拝見しているのだが、最近、団地で「多頭崩壊」(増えすぎて面倒が見切れなくなる状態)に陥った59匹の猫のレスキューの動画が上がった。 https://youtu.be/DRyW0Gsnm5I ↑こちらがその動画(コピペすれは視聴できます)。最初はもっと凄惨な状況を想像したのだが、思ったより猫の健康状態がよくて、そこはめちゃくちゃ安堵した。飼い主の方…ぎりぎりまで頑張ったのだなあ…本音を言えば、もっと早い時期に保護猫活動のベテランに相談してほしかったが、 それでも、飼い主が直接連絡をくれたということで、なんとかしなければと決心してくれたことはありがたい。そして、この状況を責めることなく、なんとかしようと動き出している善意の人々がいる。ここまで手際よくレスキューを進め、ボランティアの方たちに猫たちを(全頭は到底無理だが)振り分けることができるのは、長年の活動経験があってこそ。本当に頭が下がる。 「かわいそうだから」「自然のままがいいんだ」「手術にはお金がかかるから」と言っているとこういう状況に陥ってしまう。もともとは猫を救おうとした善意が、不幸の連鎖を生んでしまう。猫に去勢・不妊手術をするなんて、本音を言えば、誰だって嫌だ。 だが、もともと過酷な自然状況下で生きぬいてきた猫は、繁殖力がとても強い。人間が餌をやることで、狩りから解放されて栄養状態が良くなれば、どんどん繁殖のほうへ行ってしまう。 だから、去勢・不妊手術は必要なのだ。不幸な猫の連鎖を防ぎ、同時に人間から憎まれる存在にならないために。 Cafe MOKAさんの動画を再生すると、収益につながります。また、概要欄には寄付金の送付先や匿名で必要物資を贈ることのできるアマゾンのほしいものリストも記載されています。長年、猫の保護活動に取り組まれている信頼できる方なので、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。 また、Mizumizu主宰の地域猫の会でも、広く寄付(こちらはお金ではなく、猫のフード)を募っております。完全匿名で贈ることができます。こちらも皆様のあたたかい善意をお待ちしております。 地域猫にご飯を贈る 地域猫にたっぷりご飯を贈る ↓こちらはかぎしっぽの会のアフィリエイト。ここから買い物をすれば、売り上げ金の一部が寄付されるので、買い手に金銭的な負担は生じません。 ネットショッピングをして地域猫活動(TNR活動)を応援する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.29 19:03:17
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