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こちらのエントリーから続く>
猫の手術が終わるのを待つのはツライ。不測の事態があればすぐ緊急連絡があるはずだが、そこは何千という経験をもつ懇意の獣医師の先生。チャー子の手術も何事もなく終わったようで、スマホは鳴らず、安堵しつつ指定された時間に迎えに行くMizumizu。
連れて帰ってキャリーケースから放す時も、実はツライ。フラフラしながら必死で逃げていくからだ。(その姿があまりにかわいそうに見え、チャー子の次からは女の子の手術後は臨時のケージを野外に設置することにしたMizumizu)。
「ひどい目にあった! こんなところ二度と来ないからね!」と後ろ姿が言っているような術後の子たちだが、たいてい中3日ぐらいで、ご飯を食べに戻ってくる。1週間来なかった子(その子はオスだった)もいて、そのときは毎日毎日、本当に心配だった。
チャー子はちゃんと戻ってきてくれるだろうか?
1日経過、2日経過…不安が募る。チャー子の子どもの茶太郎とサビーヌはちゃんとご飯を食べに来ている。この子たちは母親の居場所を知ってる気がする。だから、大丈夫なんだろうな、と自分に言い聞かせる。だが、3日たっても現れない。心配で心配で、泣きごとメッセージを猫友にLineで送ってなんとかまぎらわすMizumizu。
中4日が過ぎた翌日の朝!
Mizumizuが外に出ると、見慣れた茶色の顔が門のそばにあった。こちらを見るなり、
シャー!
と離れたところから「火炎放射器」顔になっている。
「わ~、チャー子ちゃん、おかえり~」
急いで、家に入り、戻ってきたら出せるようにと用意していたチャー子の好物を皿に盛るMizumizu。
手術前は、好物と見るや警戒心かなぐり捨てて走り寄り、がっついていたチャー子だったが、今回は
シャー‼ シャー‼
近づかずに、(見えない)火炎放射を続けている。
「怒ってるんですからね! ひどい目にあわせて、あんななんか嫌い! でも、お腹がすいたので!」
はいはい、分かりましたよ。そんな顔して距離取ってても、前脚を揃えてちょこんと座って、毛を逆立ててもいないじゃない。
フードだけ残して家の中に引っ込むMizumizu。
…こうしてチャー子との日々がまた始まった。
しばらくは歩き方が変だったチャー子だが、食欲はあり順調に回復。子どもたちとの時間をゆったりと過ごすようになった。
ふー、やれやれ。これにて、一件落着。
↑くつろぐチャー子(左)と息子の茶太郎(右)
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