瑞ゑの和風日和

着物ネタは久々～。
妊婦になってから一度も着物を着ていないので（笑）。

展示会へ行って来ました。
知り合いもいて、久々にお話ができました。
いつも親子に間違えられるのですが、今回もまた親子に間違えられた

妊婦なので、みなさんやさしく接してくれます（笑）。
畳に椅子を持ってきてくれました。
「妊婦さんだから着物は無理ね～」と口々に言われましたが、どうしてもまとってみたい！
やさしい卵色の訪問着があったので合わせてみる事に。

薄いお色だと、どうしても顔がぼやけてしまって私には似合わない。
そして、紫色で紫式部の絵が入った作家さんのお着物が目にとまりました。
「着てみたーい、着てみたーい！」
とおねだりするものの、周りのみなさんは心配げ。
「じゃ、ゆるめに帯を締めますから。具合が悪くなったら言ってくださいね。」

帯と帯揚げ、帯締めもチョイスしてもらって得意げな私。



「お似合いですね～。」
「これならお宮参りにもピッタリね。」
散々誉められたけれど、お値段すべてあわせて48万円
これから出産費用と引っ越し費用がかかるってぇのに、そんなお金、あるわけないじゃん。
（ちなみに約96万円予定。そのうち出産一時金35万円は戻ってきますが。）
てか、冷やかしで行っているだけで、もともと買う気なんかないのよ。

疲れたし、暑くなって顔がほてってきたので、
「脱がせてもらっていいですか？」と私が言うと、
「よろしいですか。」とお店の方。
「はい。」
と私が返事をすると、お店にいる従業員全員が

「ありがとうございまーす！」

と急に大きな声に。

「？？？」


よろしいですか、の一言に私がはいと答えたものだから
買うことになってしまったらしい。

私は脱がせてと頼んだだけなのに。

「こちら、いただけるかしら？」

なんて一言も言っておりません。

恐ろし～い

買う気はないと言う事を告げると、「何で？どうして？気に入っていたじゃない？」の嵐。
月々1万円で金利手数料がかからないと言われても、現在の私は収入ゼロなんですけど。

48万円の訪問着を買うよりだったら、安い小紋が欲しいわ。
だって、そっちの方が着て歩く可能性が多いから。
訪問着も付け下も色無地も一応持ってるし。（黒留袖まで持ってるし(*￣m￣)））

しっかし、平日に行くのはもうヤメタ。
他に客がいなくて、従業員全員が私のまわりを囲むから。
気が弱い私は、断るのも申し訳ないような気がしてしまって…。
後味悪く家路に着いたのでした。