九州物産展に行ってきました。

今週からダンナさんがベトナムへ行ってしまうので帰ってくるまでもたせる（？）ため、歩くな掃除するなとにかく動くなという指示が母から飛んでおります。が、イヤだ！

安静にしろだなんて。一番のストレスです。動きたい。じっとしていられない（病気か）。

という訳で、忍耐力のない娘を切実に心配して、少しでも遠出しようものならもれなく母がついてくるため、物産展にも一緒に行ってきました。そして荷物も持つなと言われて取り上げられるのです、財布と携帯しか入っていないトートバッグなのに。（しかも財布の中身も軽いのに）


しかし、関西生まれの関西育ちである私と違って、母は九州生まれの九州育ちであるため、そのイベントは私よりずっと懐かしかったようです。


大宰府名物、『梅ヶ枝餅』。
そこんじょそこらのお餅とは歯ごたえが独自に違っていて、ホント美味しく感じます。何が違うのでしょう、あんことお餅のフィット感？



長崎名物、『大村寿司』。
母の母、私は写真でしか知らない祖母がいつも作ってくれていたそうで、家庭の味といえばこのお寿司を思い出すとのこと。私は初めて見ました、所変わればの知らない食べ物がまだまだあるのだと感慨深く。



熊本名物、『ジャージー牛乳のソフトクリーム』。
濃厚！牛乳の味が実に濃いです。


九州について語る時の母は実に懐かしそうで、その細めた目を見ていたら、元ミス北九州の面影が今となっては全くない深く刻まれた苦労皺とか、いつの間にか小さくなった背中とか、最近少しひきづるようにして歩くようになった姿とかにふと気づいて、ぎゅっと胸がしめつけられる思いで切なくなりました。

人にとって“故郷”とは、深い深い心のよりどころなのかもしれません。


私もいつか年老いて、子供たちに話す日が来るのでしょうか。

「お母さんのお父さんとお母さんがよく作ってくれていたのよ。家庭の味といえば思い出すわ、このソースまみれのたこ焼き。」

・・・何かが違うような。


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→シンプルライフ、ぐうたら主婦

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