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カテゴリ:簡易水やりシステム・ポコ
みなさん、こんばんは。
昨日予告した、簡易水やりシステムを、早速作ってみました。 原理は、真空を利用した、水やりのシステム「ポコ」の発展型です。 「ポコ」については、一昨年からブログにも載せていますので、 基礎知識として、前の日記も参考にして見て下さい。 「ポコ」は、前の日記の通り、鉢の受け皿などに水を供給する手作りのシステムでしたが、今回は、大きめの鉢やベジタブルプランターに水を供給できるように、改良しました。 受け皿に水を供給するのではなく、土の中に埋めて、土中で植物に水をやるのです。 しかも、タイマーのように、強制的に水をやるのではなく、植物が使った分だけ補充する・・ 植物本意の水やりのシステムです。 さて、準備するものは、小さいペットボトル、ストロー、ビニールチュ-ブ(ホームセンターで1M、¥60くらいで売っています)、水タンクになるもの(今回は、焼酎のペットボトルです)を使います。 「ポコ」に先端に、小さなペットボトルを取り付け、プランターの中に埋めてしまうと言う作戦です。 水のやり取りは、土の中の小さなペットボトルで行われるのです。 まずは、小さいペットボトルのキャップにチューブ用、ストロー用の2つの穴を開けます。 チューブからは、水が供給され、 ストローは、小ペットボトルが真空にならないよう、空気とり(換気口)の役割を果たします。 次ぎは、小ペットボトルの肩口に、穴を2つ開けます。 根が水分を求めて、直接小ペットボトルに根を降ろして来る入り口なので、穴じゃなくても、窓でも構いません。 不織布などで塞ぎ、土が入らないようにして、埋めてしまいます。 水タンクにも、底の部分に、チューブ接続の、穴を開けます。 水漏れや、空気漏れがないよう、チュ-ブより、小さめに開けるのがコツです。 キャップを付けると、こんな感じです。 左にチューブ、右に、換気用のストローがささっています。 水供給のチューブは、深めに。 換気用のストローはなるべく浅く、セットします。 水供給用のチューブの切り口の位置が、水位になります。 接続終了した全体像は、こんな感じです。 大きな水タンクより、水が出て来ますが、水は、小ペットボトルのチューブの切り口まで来ると、不思議なことに、供給を止めます。 小ペットボトル内の水が使われ、水面が、切り口より下がると、チューブに空気が入り、空気は水タンクに・・・ 空気が入ってきた分、水タンクの水は、チューブを逆戻りして、小ペットボトル内に、出されていくのです。 水位が、チューブの切り口まで来ると、水がチューブにフタをする形になり、水の供給は止まります。 つまり、植物が使った分だけ、水が供給されるシステムになっているわけです。 水タンク内に空気が入ってくると、「ポコポコ」と音がするので、「ポコ」なんです。 ただ、水タンク内を真空に保たないと、重力で、一気に水は流れ出てしまいます。 今回は、水の補充がやりやすいよう、中間にバルブを付けました。 水タンクに、たっぷり水を入れ、真空を保つため、栓をしっかり締めます。 次ぎに、バルブを開来ます。 水タンクより、水が出てきました。 水タンクより、下にある小ペットボトル。 きちっと、あふれることなく、水が止まりました。 ただ、初回は、水タンクである大ペットボトルが若干凹んでしまい、水位は切り口よりちょいと上です。 でも、水が減らない限り、この状態で静止するんですよ。 鉢やプランター内の水分が無くなれば、この小ペットボトルの肩口の穴から、水分が蒸発していきます。 植物の根は、センサーがついていますので、必ず、この穴に根を降ろしてきます。 周りの土が完全に乾燥しても、この小ペットボトル内に根を降ろせば、水を得ることが出来るのです。 砂漠の中の地下水と言ったところでしょうか? 私は、穴を開けましたが、この穴に綿ロープなどを入れても、水分がロープを伝って土中に湿り気をもたらします。 布きれをアダプターにしても、良さそうです。 手軽な材料で、素人でも作れる簡易水やりシステム「ポコ」 いかがでした? 数十分で出来ます。 水タンクの容量で、給水時間は変わりますが、4リッターのタンクの場合、トマトで3日くらいはOKでしたよ。 是非、お試し下さい。 これで、屋上やベランダ、環境の厳しいところでも、トマトやゴーヤが作れます。 大収穫、お祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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