カテゴリ:中国経済
2017.4.17 Bloomberg
中国経済が1ー3月(第1四半期)に2四半期連続で加速した。 投資が上向いたほか、3月に小売売上高が回復し、工業生産は加速した。 国家統計局が17日発表した1―3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.9%増。 ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は6.8%増だった。 1-3月の都市部固定資産投資は前年同期比9.2%増と、昨年の8.1%増から加速した。 3月の小売売上高は同10.9%増で、市場予想中央値は9.7%増だった。 3月の工業生産は前年同月比7.6%増。 市場予想中央値は6.3%増だった。 (中略) 不動産市場における最近の引き締め措置にもかかわらず、投資の勢いは大型インフラ計画を追い風に今後も強さを維持する可能性が高い。 4月1日に発表された新経済圏「雄安新区」の創設構想は、巨額の建設投資の前触れであり、当局がより長期的な成長を支えるべく投資を引き続き頼りにする公算が大きいことを示唆している。 不動産開発投資は1-3月期に前年同期比で9.1%増加した。 1-2月は8.9%増、2016年は6.9%増だった。 (引用ここまで) 中国の第一四半期GDPが予想値を上回ったそうです。 なぜか4月2週で発表可能となる不思議なGDPではありますが、各国も内心では全く信用していない数値ながらも、表面上はお付き合いしているわけです。 この結果に関しては様々な分析がありますが、結論としては、下記記事に帰着するのだろうと思われます。 「2017年第1四半期(1月―3月)の公共予算支出21%増」 2017.4.18 済龍 2017年4月18日、中国財政部が2017年第1四半期の財政収支状況を発表した。 中国2017年第1四半期(1月―3月)の公共予算収入は、2016年同期と比較して14.1%増加し、4兆4366億元(約70兆1143億円)となった。 2017年第1四半期(1月―3月)の公共予算支出は、2016年同期比21%増の4兆5917億元(約72兆5654億円)となっている。 (引用ここまで) 一部の報道で見られますが、今年秋の中国共産党大会に向けての「景気回復」演出のために、公共事業を拡大させたというのが実情のようです。 先日の米中首脳会談で習近平「核心」が、持ち帰った宿題を7月下旬までの「100日間」でどう仕上げるのか…2017年以降の中国経済は、その結果次第ではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月20日 00時10分07秒
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