2018.2.8 ロイター
ドイツ連邦統計庁が発表した2017年の貿易統計(季節調整済み)は、2449億ユーロ(3008億6000万ドル)の黒字だった。
黒字幅は過去最高だった前年の2489億ユーロから縮小した。
黒字幅の縮小は8年ぶり。好調な内需を背景に輸入が拡大し、輸出依存度が高い独経済のリバランスがゆっくりと進んでいることが示された。
ドイツの貿易黒字を巡っては、トランプ米大統領が対米黒字額が大き過ぎると批判しているほか、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事も保護主義台頭の一因になっているとし、国内支出や輸入を増やすよう呼び掛けている。
(中略)
経常黒字は2571億ユーロで、前年の2593億ユーロから縮小した。
12月単月の輸出は、前月比0.3%増加。輸入は前月比1.4%増加した。
予想は輸出が1.0%減、輸入は0.5%減だった。
12月の貿易黒字は、214億ユーロに縮小。黒字幅は予想(217億ユーロ)を下回った。
ドイツ政府は消費主導で経済成長が続くと見込んでおり、今年の成長率は2.4%と昨年(2.2%)から加速すると予想している。(引用ここまで)
モルゲッソヨ!!
昨日の投稿に引き続き、他国の経常収支について見てみたいと思います。
第一弾は、経常利益世界一のドイツです。
◆貿易収支:2,489億ユーロ(2016年)→2,449億ユーロ(2017年)
◆経常収支:2,593億ユーロ(2016年)→2,571億ユーロ(2017年)
ドイツは、経常収支のほとんどを貿易収支で稼いでいるみたいです。
一般的に「EUによるチート」と言われています。
関連する記事がこちら。 2017.2.10 ロイタードイツ連邦統計庁が9日発表した貿易統計によると、2016年通年の貿易収支は、2529億ユーロ(約2700億5000万ドル)の黒字となり、黒字額は過去最高を更新した。
前年は2443億ユーロの黒字だった。
トランプ米大統領の国家通商会議の責任者であるピーター・ナバロ氏は前週、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、ドイツは「過小評価が著しい」ユーロを利用することで米国や欧州連合(EU)の貿易相手国よりも有利な立場を得ているとの見解を表明。
ドイツの貿易黒字が過去最高を更新したことで米独間の摩擦が高まる恐れがある。(引用ここまで)
ドイツはもともと「ドイツマルク」という通貨を使っていましたが、EU統合の際に現状の「ユーロ」に切り替えています。
本来ドイツほどの国力のある国が、独自通貨を運用していたのであれば、通貨高になってしかるべきですが、ユーロに統一したことで、通貨高にならなくなったわけです。
その「過小評価」されたユーロで決済をしているため、ドイツの貿易黒字はとんでもないことになり、その煽りを他のEU加盟国が受けている形になります。
ドイツ(独)の独り勝ちというわけです、
というわけで、今の仕組みが大きく変わらない限り、ドイツの貿易黒字チートは続くわけです。
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最終更新日
2018年02月09日 22時10分03秒
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御茶ノ水HAKASE
2006年禁煙フリー雀荘第1号を半年で潰した男のその後について記した駄文です。2017年blog方針転換。Webニュースメインで更新していきたいと思います。
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