未知之国・夢紀行３

今朝の起床は早かった。３時２３分でしたよ！実は今日はどっかの駅ハイに行こうかな？と考えていたので早目の起床を心掛けていたのです。ところがどっこい、早朝の気持ちの良い風もない。この時間帯だとようやく白み始めているので、涼しいし、足元もしっかり見れるのでウオーキングには最適なんですが、如何せん暑苦しい。

仕方なく、録画の映画を見ておりました。映画を２本見たらカミサンを起こす時間になったのです。「お母さん、６時半になりましたよ」「んぅぅ～む！今、何時ぃ～？」「だ～からぁ～六時半回ったってば！」それからモソモソして７時近くになったら起きて来た。

イワカガミとゴゼンタチバナのコラボ

私は昨日の洗い物を食器棚に収納していた。「今日はどっか行くの？」「貴女を送ってから考えます。洗濯物も少ないようだしぃ～！」今朝の会話は、私がムカッとするような内容はなかった。最近の彼女は喧嘩を売りに来ている言葉が多かったので、こっちも買う準備を毎日しているのだが、今日は平穏である。

ツルコケモモ

今日は彼女は歩いて帰る～との事。いつもならもう、彼女を迎えに行っている時間なのだが今日は一日が長く感じられる。で家事をしながら今日、脚本もどきを書いていない事に気付いた。なぁ～んか書きたいなぁ～工房にも行きたいなぁ～！が私の頭の中を湧いては消え湧いては消えしていた。

ゴゼンタチバナの群落

あらら、今日はセンテンスが長いぞ！短くしないと写真が溢れちゃう。ぱぁ～と３までいっちゃうかもしれない。それは困る。八甲田から帰る途中、娘から庭で焼肉やってるから早く帰ってねぇ～の電話があったのだ。

ゴゼンタチバナのアップ

カミサンと酸ヶ湯で温泉に浸かって、部屋を借り一眠りしていくつもりだったのだが、当てが外れた。下山するなり車に乗り込んで一路自宅を目指したのである。

ヨツバシオガマ

さてと昨日は地獄谷の所まででした。樹林帯はここまで。地獄谷では丁度、汗をかいているので、沢の水で顔と頭を洗うのが常なのです。今日はツアー客が多いなぁ～などとカミサンと話しながら休憩して、仙人岱まではそこからすぐ。

マイヅルソウ

この仙人岱には高山植物が多く、木道と水場があるのです。いつもならチングルマやヒナザクラがあるのですが、チングルマは綿毛になってしまっている。やはりいつもより若干遅い。その代わりアカモノの株が方々に見られた。

仙人岱に向かうカミサン

高山植物って数日間で主役が変わりますから、その時々に楽しめるのが嬉しいのです。その仙人岱を過ぎると、私共夫婦が勝手に名づけた「天空のお花畑」を遠望ながら楽しめます。チングルマが風に揺れ、ヒナザクラが咲き誇っていましたよ。

ベニバナイチゴ

で、めったに見る事ができないアオノツガザクラが例年のように同じ場所で見る事ができました。これも嬉しい誤算です。もう終わっているとばかり思ってましたからね。それにミネリンドウ？フデリンドウ？も見る事ができたのも、いつもとは異なっておりました。

マルバシモツケ～まだ仙人岱に届かない

灌木帯を過ぎると鏡沼。ここにはクロサンショウウオが住んでいるのですが、ここでも例年通り卵塊を見つける事が出来ました。この鏡沼を過ぎてしまうとウサギギクとヨツバシオガマ、ミヤマオダマキくらいしかなくなるので辛いガレ場歩行になってしまいます。

ミヤマキンポウゲ


キンポウゲとヨツバのコラボ

ミネリンドウかな

頂上では風が強く、とても昼食タイムって訳にはいきませんでした。彼女も私も登山帽を手に持たねばならないほどだったのです。「これじゃ落ち着いて食事ができないね、避難小屋前のベンチでの食事にしましょうかね」

イワイチョウ


アカモノ

大好きなハクサンチドリ

登頂部にはものの５分もいたかしら？ってくらいすぐに下山しましたよ。後の楽しみは毛無岱の上下だけ。後はお花は少ないはずなのです。とっつばれ！つづく！