カテゴリ:生きる
株式会社ハンディネットワーク・インターナショナルの春山社長は、マスコミでよく紹介されているのでご存知の方も多いと思います。
彼は20代後半の結婚直前に筋ジストロフィーを発病し、年々病魔が侵攻し、現在は自分では首しか動かすことが出来ない身体になっています。 しかし、その病気を逆に生きるエネルギーに変え、福祉医療器具の会社を発足させ、障害者の立場から障害者のための医療機器を世に送り出しています。 そんなことで、メディアにしばしば取り上げられている方です。 しかし、一度だけ春山社長の奥さんに焦点が当てられたことがありました。 夫人は恋愛中に婚約者の発病を知った。 その病名も、どうなるかも。 そして・・・・・・結婚した。 彼女の現在の一日はこうだ。 朝、まだ陽が昇らないうちに起床し、夫と子供のための朝ご飯をつくり、夫の着替えなど身支度を全部行い、夫と子供を送り出す。 朝ご飯の片付け、洗濯などの家事を済ませた後、自分も出勤する(夫人は会社の経理部長の仕事も行っています)。 夕方まで働いた後、帰宅し夕食の支度、その後帰宅した夫の風呂、着替え、明日の仕事の準備などの世話をこなし、家族全員を寝かしつけたときはもう既に深夜になっている。 しかし、彼女の一日は未だ終わらない。 夫の病魔が侵攻し、今では自分で寝返りがうてなくなっているからだ。 1時間毎に起き、夫の寝返りをさせてあげる。 この仕事に休みは無い。 自分の時間もない。 そして、また朝が来る。 自分のためではない。 だれかのためだけの人生。 そして、彼女は笑いながら言う。 「人生って、面白い! なにが起こるか予想もつかないし、思ったとおりにならないから。 だから、人生って楽しい。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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