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テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:空港でのお話
ある日の出来事。 一人のおばあちゃん(60代くらいと思われる)がカウンターにやってきました。 こちらに永住されている方のようで、お見送りの娘さんとお孫さんと一緒でした。 娘さん(こちら生まれのよう)が「母がチケットを貰っていないようなのです!」と慌てた様子 「先ほどチェックインしたのですが、帰りのチケットを貰っていないので、帰ってこれない!」 この際、お客様がチケットチケットと言っているのは搭乗券の事のようです。 帰りのチケット(搭乗券)は帰る日に成田で発券してもらう旨を説明してあげました。 すると、ちょっと恥ずかしそうに 「そうだったんですか。母は30年ぶりに日本に帰るんです。 私達も州外へ旅に出た事が無いので、飛行機の手続きなど全然わからなくて・・・」と。 お母様が始めて海外へ出かけるので、心配で仕方が無いといった感じでした。 帰りの搭乗券を下さいと言われる方は時々いらっしゃいますが、 こんなに慌てて心配そうにカウンターに戻ってこられたお客様は あまりお見かけしないのでちょっとびっくりしてしまいました。 娘さんのお母様を心配する様子、30年ぶりに日本へ行くというお母様の不安な様子。 なんだかとってもかわいらしく感じてしまいました。 30年ぶりの日本と言う事は、そのお客様は浦島太郎状態でしょうね。 私でさえ11年前の日本と今を比べるとだいぶ変わっていると感じますから。 30年ぶりの日本を楽しんでこられる事をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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