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テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:空港でのお話
私は日本語と英語しか話せません。 日本人のお客様には当然日本語で対応させて頂きます。 それ以外の国の方は、日本語を話せる方は別として、英語で対応します。 その日、私のカウンターにいらしたお客様は、日本のパスポートをお持ちで、 名前も日本人のものだったので、日本語で挨拶をしました。 すると「My name is XXXX, I'm going to Narita on XXXXX(便名)」 と英語で返ってきました。 もしかして私が日本語を話さない人だと思って、わざわざ英語を使っているのかなぁと (私は日本人ですよ~)とアピールせんばかりに日本語で話し掛けてみました。 で、返ってきたのは「Yes」 「Yes」 「Yes」。 つまり、私の日本語は通じているのだけど、返答は英語でしたいといった感じです。 (失礼ながら)日本人独特のアクセントがあったので、絶対に日本の方だと思います。 お荷物について日本語で尋ねると 「one bag to Narita」と。 あまりにも徹底しているので、ちょっとおかしくなってしまいました。 私の日本語は通じている。 私が日本人だと言う事も分かっているはず。 それでも英語を使ってくると言う事は、よほど英語を使いたいのだろう。 日本を出発する時に、 「成田空港を出たら、絶対に日本語を使わないぞ!」と決めてきたのかもしれません。 海外旅行に行くのに、日系の航空会社を選ぶのは、 海外の空港でも日本語が通じるから、 と言う方が多いなか、 こういうお客様もいらっしゃるんですね。 最後は、お客様のペースに巻き込まれ、英語で対応しました。 心なしか嬉しそうな表情をしていた気がします。 これだけ徹底していたらきっと英語が上手になるでしょうね。 外国語は使わないと忘れてしまいますから(私のフランス語が良い教訓)。 それにしても、私では相手不足だったかもしれません。
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