|
テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:空港でのお話
ある日の事です。 それは搭乗口で展開された夫婦喧嘩。 搭乗の際のパスポートチェックでパスポートが無いから搭乗できない! というお客様がいらっしゃいました。 他のお客様の搭乗がほぼ終りかけの時です。 日本人の女性の方で、「夫が私のパスポートを持って乗ってしまいました」 と少し興奮気味。 係員が機内にその方のご主人を探しに機内へ。 ところが、ご主人は奥様のパスポートを持っていないと大騒ぎ。 結果を言ってしまうと、搭乗口で搭乗前に派手な喧嘩をしていたとの事。 奥様のパスポートを持っていたご主人が奥様のパスポートを投げつけ、 搭乗口周辺のイスの下に落としました。 そしてご主人一人で搭乗。 奥様はそれを知っていたのですが、かなり頭にきていたのでしょう、 夫にそれを拾わせたい、と思っていたらしく、 「夫が持っている」と私達にウソをついたのです。 機内から搭乗口までご主人も戻ってきました。 こちらが搭乗口で大騒ぎしている(そのご夫婦も大騒ぎ)と、 又夫婦で喧嘩をはじめ、 「私は知ってるのよ、あのイスの下に私のパスポートがある事を!」 と奥様が叫ぶではありませんか。 私達スタッフは、「知ってるなら拾って乗ってよ・・・・・」の心境。 ところが、彼女にとってはそんなかんたんな問題ではなかったようです・・・ その後機内で何が起きたのかは知る由もありませんが、 周りのお客様の迷惑にだけなっていなければいいのですが・・・・ この騒ぎのせいで少し遅延になってしまいました。 通常出発が送れると、フライト記録に遅延理由をコードで記入するのですが、 お客様が夫婦喧嘩をしたため・・・・というコードはないのです。 一体どのコードを使ったのかなぁ、この日は。
ちなみに関西人夫婦でしたが、関西弁の夫婦喧嘩は怖いですねぇ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[空港でのお話] カテゴリの最新記事
|