|
カテゴリ:ニュースへの私の意見
タイの総選挙記事
2006年から2010年までタイで過ごしたので、ちょっと興味深い。今回もやはりタクシン派が勝利。ということで現首相の旧エリート派が2000年以降まともな選挙で勝ったことが無いという状態が今回も現れた。 タクシンさんの不正蓄財が話題となっているけど、それ以上に貧困層対策はタイの政治史をみると非常に大きなことでその支持が未だに消えないということ。2006年のクーデターはそのような庶民の感覚を無視した旧エリートと新エリート(タクシン派)の戦いの始まりで、その後の旧エリートによるバンコク空港の占拠、そして2010年のタクシン派によるバンコク中心街の占拠へと発展している。 結局、両方の既得権益を守る戦いなので、片側が完全に負けるまでは続くと思われ、今回の結果も不安定な状況に代わりがなく、軍部の動きが注目されている。これは軍部の中では旧エリートが強いが、軍部も国民から支持されなくなると軍自体が崩壊してしまうとうことで慎重になっている。 2006年のクーデターは国王の支持もあったが、その後は国王もあまり国政への関与を強めない方針となっているようで、政治に関する関与度は極端に下がっている。 国際経済としては中国集中解消としてタイやベトナムなどが注目を浴びているが、ベトナムに比較して政治の混迷しているタイ。まだまだ、混乱がありそうで注視必要ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.04 07:12:26
コメント(0) | コメントを書く
[ニュースへの私の意見] カテゴリの最新記事
|