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カテゴリ:SEの問題
ちょっとこの写真のシールをみてください。
JR北陸線の特急列車の座席に貼ってある出口の案内。これまで何気なしに見ていたんですが、今回はちょっとした疑問がわきあがってきました。このシールが直接的に示しているのは座席に平行な左右で、座席に直角な前後の出口を示している。さらにこの座席180度回転するので、出れない出口は前後で変化するのに、この一枚で表現できているのはなぜだろう? しばらく、考えてみたら、人間の思いこみをうまく利用したシールだと理解できた。 まず、座席に座って、出口が前後にあることは列車に乗った人には理解できている。このため、このシールは左右で示しているが、前後を表現していることだと見た人が解釈する。では左右をどうやって前後に変換するのか?これがシートの右側に貼ることで人は右回転させて考えることを利用しているのだと理解。でもシートを180度回転させるとその考えはまちがっていることに気付いた。 単に自分が入ってきた方向を理解しているので、その既知情報でこのシールをあてはめて考えるだけだと納得した。 人の思いこみをうまく利用して、左右表現を前後指示に変換することを可能して、シートが回転してもこのシール一枚でお知らせすると言ううまいやり方です。 単純だけど、直感的に分かると言ううまいやり方ですよね。 システム設計でもこんな感覚でインターフェースを設計できたらと思った事例でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.17 08:32:03
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