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カテゴリ:SEの問題
今日、ちょっとある人と話をしていて、考えさせられた。
その人が言うには自動化が進んでいるシステムが良いシステムだと。しかし、あまりに自動化してしまうと自由度が下がって、いろいろ調整して使いたいユーザーには思ったようにならずに使いにくいシステムになってしまうという話。 最近のソフトはできるだけ操作を少なくすることを考えて設計されていることが多くなってきた。けど、その想定された使い方から外れるとどうやって調整したら良いのか分からないことが多い。その想定パターンがよく使うパターンであれば問題ないのですが、さまざま使い方が想定されるようなソフトについてはそれでは使いにくいということなる。操作を少なくしようとしていることが、逆に操作を複雑にしているというパターン。 僕自身は使いやすいソフト=良いソフト、使いやすいシステム=分かりやすいシステム=良いシステムだと思っていて、自動化=良いシステムとは思っていない。ブラックボックスにしても良いのだけど、それから出てくる答えに納得性があれば良いが、納得いかないが自動化されているでは良いシステムとは言えないと思う。 単純なエアコンのコントロールでも外気温との差や前日との差など人間は絶対値で感じ取っている分けではないので,絶対値で18℃にコントロールしても満足しないし、外気温だけとか一部だけでも満足しない。それくらいなら絶対値を簡単に指示できる既存のシステムが簡単であり、生き残ってきているのだと思う。 自動化という誘惑の言葉にどうしてもシステム屋さんは引かれていくんだけど、その開発する手間とそれが本当に使う人が満足してもらえるものになるのかをよく考え見ることが大切だと思わされた日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.18 22:50:12
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