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カテゴリ:映画
中国映画にはまりきりで、
ラスト・コーションを見た。 今なら、準新作でレンタル屋さんで借りれます。 カエル変身姿のあとにこれをみるとなぜか笑いが。 普段はこんなに渋いトニーさん。。 この映画の主人公を演じる新人女優さんの気迫迫る演技には大拍手です。 それにかなり押されぎみ(?に感じた)カエル男、、いえトニーさんも、 頑張って演じております。笑 3時間くらいの映画だが、飽きずに一気に引き込まれる。 だが、ひとりで見たい映画です。 もちろん子供とは見れません。 18禁なんじゃないかな。 AV並みのベットシーンがありますので、オットとみるのもちょっと。。笑。 いえ、でも、今夜はオットを寝かさないぞ!という気迫に満ちた人は、ぜひ夫婦で。笑。 ええ!? こんなんあり? 無理だべ~!! と思われる、見たことない体位が見れます。笑 激動の時代の中国。 真剣に国を守りたいと思う一人の女性、チアチー。 軍人として仕事を全うしなくてはいけない一人の男、イー。 ぎりぎりの精神状態のなかで出会う男女。 なぜセックスしなくちゃいけないのか。 そこに「生」があるから。 「命」を実感できるから。 誰からもスパイの駒としてしか見られてない女性なのに、 そこに何の疑問も持たずに任務を果たそうとする。 それはなんだかイスラエルの自爆テロをする女学生たちと重なって見えた。 なぜ、この女性はこんなにも潔いのか。 実はなんの執着もないのだろう。 本当には守りたいものも、捨てたいものも、何もない気がしてならない。 男はただ、時代の恐ろしさにただ、震えているだけに見える。 この男はこの女性と違って、恐怖でいっぱいのなのだ。 潔さはどこから生まれるのかな。もって生まれたものか。 後天的なものか。マインドコントロールなのか。思想的なことなのか。 日本からみる戦争と中国からみる戦争の違いを感じた。 女性は組織からも家族からも実は誰からも、本当には愛されていないことに気づいたに違いない。 組織も家族も「自分を守りたい」だけなのだ。 彼女の置かれた立場を、真剣に思いやるひとはいない。 ただ一人、自分が殺さなければならない軍人を除いては。。 孤独な精神で漂流した二人は日本人料亭で密会する。 なんとも切ない場面だ。 中国映画はいつも命がけというか、血まみれっていう感じがする。 身体を切り刻んでもいとわないという感じがする。 昨日も言ったように、サディステックなのだ。 そして最後にはすべてを手放してしまう。 中国映画の公式そのままに、 いい映画だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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