携帯電話利用者は2008年に1億人超に
2006年の携帯電話市場は、移動体向け端末放送(ワンセグ)の開始、ソフトバンクによるボーダフォン買収、ナンバーポータビリティの導入など大きな動きがありました。これらの変化を受け、2011年に向けて、今後ますます市場の競争環境は激化していくでしょう。携帯電話の契約回線数は微増傾向で、2008年の初めには1億回線を超え、2011年度末には1億826万回線まで増加する見込みです。しかし、市場規模は、モバイルキャリア各社のARPU(1契約当たり平均利用料)の下落を年率2%とする楽観的な予測においても、2009年度の7兆2,624億円を境に減少していくものと推計しています。なお、通信方式別に見た携帯電話の契約回線数を予測したところ、2010年度末にはほぼ2Gから3Gへの移行が完了すると見られます(モバイルナンバーポータビリティによる影響および新規事業者の参入による影響は加味していない)。出典:http://www.nri.co.jp/news/2006/061221.html