2009年度・国内の移動体通信端末出荷台数は3,757万台
2009年度の国内市場における移動体通信端末の出荷台数は前年度比94.2%の3,757万台となる見込みである。2008年度と同様、市場環境の変化に伴う買い替え需要の冷え込みは続き、携帯電話・PHSの販売は前年割れで推移すると見られる。一方、スマートフォン、データ通信端末などの出荷が増加しており、数少ない成長カテゴリとなっている。 ◆ 将来展望 2012年度(2013年3月期)の国内移動体通信端末市場は4,105万台(2008年度比102.9%)と予測する。同市場は、中期的には2009年度を底に来年度以降は微増に転じるとみる。その背景には「ワイヤレス・ブロードバンド」市場の伸張が挙げられ、特に新規事業者の参入と既存事業者の次世代サービス開始によってモバイルデータ通信サービスの加入者増加が期待される事が挙げられる。 しかし、国内市場は大きく縮小しており、海外メーカーがシェアを伸ばす中、国内メーカーは再度海外市場に進出する必要性に迫られている。出典:http://www.yano.co.jp/press/press.php/000558