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2011.09.11
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カテゴリ:本馬鹿
火刑法廷

ジョン・ディクスン・カーの
「火刑法廷」


山口雅也が好きな・・・というか敬愛する(?)作家。

一度ぐらいは読んでおこうと思っていたところ、

新訳で出版されたばかりで

大量に平積みになっていたので手に取った。


「乱歩が影響を受けた作家だからポーを読んでみよう」とか

「CATHEDRALが影響受けたバンドだからBLACK SABBATH聴いてみよう」とかと全く同じ動機。


一つの殺人事件に関わる二つの密室。

それだけでも「何でそんなややこし事すんねん」ってハナシなのに

最終的に「結局どっちが犯人やねん?」

「それ以前にこれ『推理小説』?『ホラー小説』? どっちやねん?」と

いいカンジに読者を引っ掻き回す底意地の悪さ(笑)と

それでも上品にまとめる技術は、

確かに山口雅也ファンには馴染みがあるし、

すんなり受け入れられる。


それにしてもわずか5ページのエピローグの破壊力がスゴい。

そのたった5ページが存在しているだけで

犯人が誰なのか、

そしてこの小説は「推理小説」なのか「ホラー小説」なのか

いろんな可能性をない交ぜにした「シュレーディンガーの猫」状態に

なっちゃってるわけだから。

これが不朽の名作たる所以かな?


さっきBLACK SABBATHに例えたの

自分でも秀逸だなぁと思うけど(笑)

どんなジャンルでも「クラシック」って

いつまでたっても古くならないんだよね。

70年以上前の作品だよコレ。もうスゲーとしか・・・




火刑法廷






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Last updated  2011.09.12 03:47:29
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