773090 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

M-NOMU

M-NOMU

Calendar

Category

Favorite Blog

あま野球日記@大学… ささやん0583さん
まんまるblog まんまる商店さん
長坂健冶捕手を応援… ouen58さん
がんばるヤエちゃん(… がんばるやえちゃん(^-^)vさん
ぷろふぇっさーナガ… ナガえもんさん

Headline News

2011.09.11
XML
カテゴリ:本馬鹿
火刑法廷

ジョン・ディクスン・カーの
「火刑法廷」


山口雅也が好きな・・・というか敬愛する(?)作家。

一度ぐらいは読んでおこうと思っていたところ、

新訳で出版されたばかりで

大量に平積みになっていたので手に取った。


「乱歩が影響を受けた作家だからポーを読んでみよう」とか

「CATHEDRALが影響受けたバンドだからBLACK SABBATH聴いてみよう」とかと全く同じ動機。


一つの殺人事件に関わる二つの密室。

それだけでも「何でそんなややこし事すんねん」ってハナシなのに

最終的に「結局どっちが犯人やねん?」

「それ以前にこれ『推理小説』?『ホラー小説』? どっちやねん?」と

いいカンジに読者を引っ掻き回す底意地の悪さ(笑)と

それでも上品にまとめる技術は、

確かに山口雅也ファンには馴染みがあるし、

すんなり受け入れられる。


それにしてもわずか5ページのエピローグの破壊力がスゴい。

そのたった5ページが存在しているだけで

犯人が誰なのか、

そしてこの小説は「推理小説」なのか「ホラー小説」なのか

いろんな可能性をない交ぜにした「シュレーディンガーの猫」状態に

なっちゃってるわけだから。

これが不朽の名作たる所以かな?


さっきBLACK SABBATHに例えたの

自分でも秀逸だなぁと思うけど(笑)

どんなジャンルでも「クラシック」って

いつまでたっても古くならないんだよね。

70年以上前の作品だよコレ。もうスゲーとしか・・・




火刑法廷






【送料無料】火刑法廷新訳版

【送料無料】火刑法廷新訳版
価格:1,029円(税込、送料別)









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.09.12 03:47:29
コメント(2) | コメントを書く
[本馬鹿] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X