古代史関連2冊
「地図とあらすじでわかる! 古事記と日本の神々」古事記が編纂されてから今年で1300年ってコトで。よくある「よくわかる○○」的な本でそこに関しては可もなく不可もなくってカンジ。ただタイトルで「地図」を前面に出してるところに期待してた部分があったのでそこは期待はずれ。もっと「聖地めぐり」の参考になるような“下衆い”つくりだったら夏休みの旅行先は出雲だったかも?も一つ古代史モノ関裕二 著「おとぎ話に隠された古代史の謎」途中まで読んでこないだ読んだばかりの「聖徳太子は蘇我入鹿である」と同じ著者だと気付いた。だからスタート地点は一緒で「『日本書紀』に書かれた歴史は、藤原家と天皇家が自分たちの正当性を示すために“創作した”もの」。一方で、抹殺されたヤマト建国の歴史(=蘇我氏の功績)はおとぎ話の中に“民族の記憶”として残っていて、それを紐解くことによって本当の日本の古代史が見えてくるというもの。記紀に書かれた伝承とよく似たおとぎ話がありそのおとぎ話の根っこには共通する「コア」がある。そんな「なんとなく感覚で理解していたモノ」を理論的に説明してくれている。ただ結論は「聖徳太子は蘇我入鹿である」と同じであり、「『日本書紀』に書かれた歴史は、藤原家と天皇家が自分たちの正当性を示すために“創作した”もの」というスタート地点に戻ってくるのでどうしても「その話は前にも聞いたよ」という感想になっちゃう。意識して一緒に買ったわけではないけど、事前に「地図とあらすじでわかる! 古事記と日本の神々」を読んでおくと分かりやすい(笑)【送料無料】図説地図とあらすじでわかる!古事記と日本の神々価格:1,190円(税込、送料別)【送料無料】おとぎ話に隠された古代史の謎 [ 関裕二 ]価格:500円(税込、送料別)