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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:山口雅也馬鹿
山口雅也の「キッド・ピストルズの醜態」 作者の好きな音楽に例えるなら 前作「キッド・ピストルズの最低の帰還」は「再結成アルバム」。 乱暴に言っちゃえば解散前一番ピークだった時期の 雰囲気さえ出せていれば評価される。 「再結成第2弾アルバム」となるとそうはいかない。 もう過去を懐かしむだけじゃダメ。 前に進んでなきゃファンは評価しない。 そう考えたときに、この「キッド・ピストルズ復活第二弾」。 サイコーです! 「だらしない男の密室」 このシリーズ的には王道。 「《革服の男》が多過ぎる」 事件が起こっているのか起こっていないのか・・・ ってトコから捜査していく不思議な展開。 スタートでひねりながら、最後にもう一度ひねる。 さらに要所要所で登場していたモノローグ野郎の正体。 いいカンジに混乱させてくれる。 「三人の災厄の息子の冒険」 山口作品ではよくあるが、キッド・ピストルズシリーズではなかった 「特殊なルール」の下で進むストーリー。 「要するにコイツらはアレなんだろうなぁ」となんとなくは気付くものの この世界がどういうルールに支配されていて キッドたちは何をしようとしているのか・・・ そんな謎を抱えてストーリーを追うが 結局は謎なんか存在しない。 ・・・ネタバレしないように書くとこんなカンジ。 何を言ってるのかさっぱりわからないと思うけど 実際こうなんだから仕方ない^^; このハナシを最後に持ってこられると 「次」に対する期待値だけが異常に高まる。 早く「次」出してもらわないと生殺しや・・・
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Last updated
2013.07.24 21:22:32
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