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カテゴリ:本馬鹿
「一体いつから『ガリバー旅行記』を 子供向けのおとぎ話だと錯覚していた?」 ・・・ってコトで(?)ジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」。 山口雅也の「狩場最悪の航海記」を読んで 「そういえば『ガリバー旅行記』ってちゃんと読んだことあったっけ?」・・・と。 オレみたいな人も少なくないと思うけど 「小人に縛られてる印象しかない」。 そこで40になって初めてちゃんと読んでみた。 当時のイギリスのことは詳しくないけど この作品に満ち溢れてるのは政治風刺・社会風刺だね。 最初の小人の国リリパットでは 靴のかかとが高いか低いかで派閥争いし、 玉子の殻をとがった方からむくか丸い方からむくかといった くだらない理由で隣国と戦争する。 空に浮かぶ島ラピュータでは 人々の役に立たない科学を褒め殺し、 馬の姿をしたフウイヌムの国では 人間(この国ではヤフーと呼ばれる)を 醜い習性を持つ汚らわしい生き物として描いている。 ・・・「当時のイギリスのことは」なんて書いたけど コレ今でも通用するね。
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