カテゴリ:Viggo
やっとレンタルで発見しました「ヒダルゴ」。
主演ヴィゴ・モーテンセン。馬の映画です。 オマー・シャリフも出ております。 (アラビアのロレンス、昔(中学頃か?)大好きだったくせに、今ほとんどあの映画の事を 覚えておりません。どうしたもんでしょうか、私の記憶力…。) で。割と期待したのですが、それがマズかったのか、いまいちでした。 いまいち、というより、おしいなぁ勿体ないなぁ~~~、という感じです。 実在の人物がモデル。実際のお話が元になっているそうです。 時代は19世紀末頃でしたか。 ネイティブアメリカンと白人のミックス(混血)の主人公、フランク・ホプキンス。 それがヴィゴ。フランクは、野生馬(マスタング)を買い取る資金を作るために オーシャン・オブ・ファイヤーという全長3000マイルの 砂漠の耐久レースに、マスタング種の愛馬ヒダルゴと参加する、というお話。 何がおしくて何が勿体ないのかと言いますと。 話自体はいいんだと思うんですね。ベースになってる部分や訴えたい部分、 そういうところはとてもいいんです。 私にとってもツボだし、ヴィゴがこの仕事を受けたのはとても納得するし。 騎兵隊に虐殺されるネイティブアメリカン。 ネイティブアメリカン達の生活、見せ物として生きるしかないのだ、という台詞。 「純血種」アラブ馬ばかり出場するレースに、 宗教的にも人種としても、馬の種類も異端として参加するフランク。 罠や略奪や砂嵐、イナゴの群れに飢えと渇き。小さめのまだら馬、ヒダルゴ。 モチーフはいいのに。 テンポがよくない~~~。間延びしてるんです~~~~~。 うーん、シナリオなんだろうか、なんでこうなる? ここ短くてもいいシーンだろ、などと思いながら 2回目を早送りで見た結果、結論としては。 これ、編集次第でどうとでもなったんでは…。 一体何を見せたいのか、というところがブレたのかなぁ。 どっちつかず、あれもこれも、という感じ。売り方も間違ってるし…。 おしい、おしいなぁ。 でも、いろんな人に見て欲しい映画であるとは思うんです。テーマはいいから。 特に、ネイティブアメリカンの事を、さほど気にした事がない人にはいいのではないかな。 野生馬の保護を考える上でも良いと思う。 おしいおしい言ってますが、ラスト30分は良かったと思います。 特に、フランク(ヴィゴ)がアメリカ先住民の歌を歌いだすところ。 この役はヴィゴにしかできない。すばらしかった。 まぁ、ヴィゴは冒頭のレースシーンも良いし、 その後の、コインなげて相手ぶんなぐるシーンから やさぐれで飲んんだくれてるあたりも良い。からからに乾いてボロボロもよければ 奇麗な格好で颯爽としてるのも良い(ラストね)。 しかし、このおじさまは、ほんっとに…腰が太いなぁ~~~(笑)。 (そして、ほんっとにぼそぼそ喋るなぁ!!なんかよりいっそう、ぼそぼそ喋ってるような。) 顔が細いけど体がとてもがっしりしてるんですよねぇ。 骨格がしっかりしてて胸が厚くて腰が太くて、でも太ってるんじゃないのね、もちろん。 そういう体の男が、馬とひとつになって走る。きれいでした。 シャリフがまた、流石に素敵でね。かっこいいですねぇ。 シブくて娘大事なおじさまでした。 それと、馬ね。 「ね、ぼく、つぎは何すればよい?」と考えてるとしか思えない馬の目! 馬に、どうやって、ふらふら歩いた後倒れる、とか、ちょっと行って立ち止まり振り返る、 等の演技指導をするんでしょうかッ。 というわけで、おしい映画でした。おしい。勿体ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 16, 2005 10:17:36 PM
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