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まいじー日記

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2015.10.12
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カテゴリ:アウトドア




朝、鳥の声で目を覚まし、テントから出ると木立越しにキラキラ光る鏡のような湖面が目に飛び込んでくる、、って、人里離れ系キャンプならではの贅沢だと思うわけです。

私はキャンプは嫌いじゃない方だと思うけど(というか最近実は好きなんだと自覚した)、私にとってのキャンプは、テントに泊まるとか焚き火で料理とかが目当てじゃなくて、あくまで他の人の気配がない自然の中に行く手段なのね。だからどうせキャンプの不便を忍ぶなら、隣のサイトの話し声が気になるような近場のオートキャンプよりも、ちょっと大変でもバックパックキャンピングとかこういう人里離れたキャンプの方が絶対いいんだよね。

先に起きた相棒とリーが焚き火をまた熾しておいてくれたので、朝ご飯のベーグルを網に載せてトースト。冷え込む山の朝に冷たいものだけを食べるのでは味気ないけど、ちょっと温かいものがあるだけで幸福度が一挙にアップするよね。

ベーグルのお供にはピコちんのリクエストでヌテラ(チョコレートヘーゼルナッツのペースト)。ピコ的にはヌテラさえあればハッピー100%なのかと思ったら、私が気前よくヌテラを塗ったベーグルを途中まで食べて、「マミー、これはちょっとヌテラぬりすぎとおもう」とか言い出して、意外な自制心?こだわり?を見せていた。

朝食後には車で10分のゴールド・レイクのトレイルヘッドに向かう。ゴールド・レイクはレイクス・ベイスンで一番大きい湖で、ほとりにはキャビンとレストランの宿泊ロッジなんかもあったりする。湖の反対側の岸にはオフロード車両アクセスオンリーのキャンプグラウンドがあり、今日の私たちのハイキングはそのオフロード車両用トレイルを歩いて、ゴールド・レイクの更に奥にあるリトル・ゴールド・レイクを目指すことに。

ハイキングといっても、子連れだし、片道2マイル(3.2Km)の軽いもの。湖の周りをめぐるトレイルなので高低差はそんなにないし、オフロード専用とはいえ一応道路なのでまあまあ歩きやすかった。40分ほどで到着。

リトル・ゴールド・レイクは切り立った岩山に囲まれた小さい湖。湖畔の潅木は黄色や赤に色づき始め、水藻の色を透かした緑の湖面に陽光が反射してキラキラしていて、なんだかとっても可愛くて素敵な湖だった。

リトル・ゴールド・レイクでは相棒の知人がつい2週間前に15インチャーのブルックトラウトを釣り上げたらしい。ブルックトラウトはそこまで大きくならないので、15インチ(38cm)はかなりの大物レベル。釣り好きの相棒が目的地に定めるわけですね。

ピコを連れた相棒とリーはさっそく釣りにとりかかり、私はぽつんと置かれていたピクニックテーブルに陣取って静かに読書を開始。山の澄んだ空気ときらきらした陽光の中、時折目を上げれば緑の湖、遠くにかすかに(←ここ重要)聞こえるかわいい我が子の声、、まさに夢の読書環境でした(サングラスしてたので陽光も問題なし)。

相棒とピコは湖を一周して釣りを試みたものの、残念ながら釣果なし。あたりも小さい魚ばかりだったようで、相棒いわく「知人が最後の大物を全部釣っていったに違いない」とのこと。

釣りの結果にイマイチ不満な相棒は、復路を歩き出してすぐに「ゴールド・レイクのとっかかりのスポットでもちょっと釣ってくる!」とずんずん先に行きやがり、往路と湖一周で既にお疲れモードのピコちんは私の手に委ねられてしまった。

ともすれば足が止まりがちになるピコちゃんを励まし、「ぎゅっぎゅっ攻撃」(ピコと手をつなぎ、いろんなリズムで「ぎゅっ、ぎゅーぎゅっ」とか言いながら合わせて手を強く握ると、ピコも同じリズムを言いながら握り返してくる)と「歌いながら歩き」(しかも今回はスペイン語童謡縛り)の2つの技を繰り出しながら、なんとか歩き通しました。トータル4.5マイル(7.2Km)ってことで、ピコちんとしては1日の最長ハイキング距離を更新したかもしれない。がんばりやさんです。

元の湖のキャンプグラウンドに戻ってからはサイトを撤収。ハッチバックとはいえ小型車の我が家のズムズム号に、4人分の座席スペースを確保しつつ、4人分のキャンプ荷物と自転車4台を搭載するのはかなり難易度の高いプロジェクト。バックミラーで後ろが見えないほどトランクに荷物を詰め込むのはもちろん、後部座席のピコとリーがお互いの顔が見えないくらいに座席の間にも荷物を押し込み、自転車3台をルーフラック+もう1台と前輪3個をリアキャリアにくくりつけ、なんとかクリア。

帰路の途中では、キャンプ中の粗食(朝と昼の二食続けてベーグルとヌテラ)に耐えかねたリーの「Heartyな食事がした」とのリクエストにより、オーバーンのIkeda’sで夕食。注文した1/2ポンドのハンバーグとたっぷりのカリカリベーコン、オニオンリングを挟んだ「BBQバーガー」という凶器レベルの一皿をそれぞれ前に、一瞬無言、そして「俺たち一昨日60マイルの過酷なライドしたばっかりだし、、」と自分自身を納得させてからバーガーにかぶりついてた。

Ikeda’sはグリルレストランの他に自店ブランドのジャムやパイを売り物にした食料品ストアも併設されていて、私はお店の果樹園でとれたFujiりんごとピーチサルサを購入。翌日食べたらどっちも大ヒットのおいしさでした。

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最終更新日  2015.10.16 16:47:38
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