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テーマ:ハワイ旅行記(905)
カテゴリ:アメリカ国内旅行
ハワイ島といえば何といっても火山。1983年から35年間も継続的に噴火を続けている現役バリバリ活火山のキラウエア火山はもちろん、世界で一番体積の大きい火山であるマウナロア、常春の島にありながら頂上に冠雪するほど標高の高いマウナケアの二大休火山の存在感もなかなかです。 今年の夏はキラウエアの火山活動が激化して、大きな爆発が何回も起きて溶岩流も発生。オレンジ色の溶岩流が海に流れ込んで蒸気が巻き起こる衝撃映像は記憶に新しいところ。溶岩流で何百軒かの住宅が破壊され、地震や火山灰による大気への影響もあった。 年末にハワイ島に来ることは夏の時点でもう決まってたので、もしかして旅行キャンセル?と心配したりもしたんだよね。実際は、火山が活発だった時期でも影響は局所的で、ハワイ島全体が危険ってことはまったくなかったそう。とはいえ旅行を見合わせる人も多くて、観光業には大打撃だったそうですが。 逆に「もしかして溶岩流を肉眼で見れちゃう?」とかも思ったけど、9月以降は火山活動は完全に沈静化してて、年末の時点ではハワイ島のどこにも溶岩流はなし。というか地震も火山性ガスもピタッと止まっちゃって、もしかして35年続いていた噴火活動がとうとう終わったのか?という話も。 火山活動が活発だった時期は閉鎖されていたハワイ火山国立公園も再オープンしていて、私たちもヒロ滞在の初日に早速行ってきた。早くもハワイ島旅行メインイベントに突入です。 実はトランプの連邦政府シャットダウンにより国立公園も閉鎖かとがっかりしてたんだけど、ボランティアの方々の尽力でビジターセンターもトレイルもオープンしてくれてた。ありがたいことです。 ただ夏の火山活動で大きく形が変わってしまったクレーターの中にはまだ入れないし、火口から麓方面も閉鎖中ということで、クレーターを横断するハレマウマウトレイルや溶岩洞窟を通れるキラウエアイキトレイルはクローズ。ということで、サルファーバンク〜スティームベント〜クレーターリムトレイルをループで歩くことに。 ビジターセンターを出たところでずいぶん雨が強くなってきたので、とりあえずボルケーノハウスに避難してランチ。 ボルケーノハウスは、ハワイ火山国立公園内、キラウエア火山の火口の縁にあるホテル&レストラン。ご飯ももちろん美味しいんだけど(島内の食材をふんだんに使ったパシフィックキュイジーヌ)、窓から一面に火口を見渡せる絶景がものすごくて何よりのご馳走! キラウエアクレーターのこの絶景 を見ながら食事 ボルケーノハウスはこの夏の火山活動中は5ヶ月も閉鎖されてて、秋になって活動が落ち着いてようやく再開できたんだそう。この窓から見えるキラウエアクレーターの様相もずいぶん変わったと言っていた。以前は、ただただ広々と平らな火口底にぽこんとハレマウマウ火口の穴があいていたのが、今回の噴火でハレマウマウ火口が大きく崩れて、今見えるように火口底の向こう側1/3くらいをハレマウマウ火口が占める感じになったんだそう。 ランチしてる間にお日さまが出てきてすっかりハイキング日和になったので、さっそくサルファーバンクトレイルを歩いていく。一見ふつうのトレイルなんだけど、硫黄の臭いが漂っていたり、トレイル脇の地面の裂け目からもうもうと蒸気が立ち上っていたり、硫黄がこびりついた岩が点在していたり、火山地帯を体感できるハイキングでした。 トレイル脇から蒸気が立ち上る クレーターリムトレイルに突き当たったところでパッと眼下に火口の威容が広がり、そのまま火口を左手に眺めながらしばらく歩く。火口底には蒸気?煙?を上げている穴がいくつかあるし、トレイルと火口の崖の間に開いたけっこうな深さの裂け目からも蒸気が漂っていたりして、こういう裂け目がしばらくすると崩れてさらに火口が大きくなるのかな?という感じ。火口の眺めを堪能したところで折り返し、今度は火口を右手に見ながらリムトレイルをボルケーノハウスまで戻った。 ハナマウマウ火口 ボルケーノハウスでまた休憩し(売店にあった溶岩流の写真が鳥肌もので凄かった)、ビジターセンターに戻って展示を見たり、売店で火山の本を購入したりして、充実した火山公園見学でした。 火山国立公園の最寄りの村はその名も「ボルケーノ(=火山)」。相棒母が行きたがったのでボルケーノビレッジを目指してみたけど、行ってみたら何にもなくて、運転手役の相棒が静かにキレてた。やっぱり20年も経つといろいろ様変わりしてるもんだよね。 夕食はヒロの名物店「ケンズ・ハウスオブパンケーキ」へ。年中無休&24時間営業、メニューには100種類以上の品数を誇り、パンケーキハウスというよりファミレスって感じ。 一部メニューには「スモウ」なる超特大盛りがあり、誰かが「スモウ」を注文するとサーバーさんが銅鑼を打って「スモウ!!」と唱和する。このスモウはかなり巨大(スモウ・サイミンのボウルは洗面器サイズ)なんだけど、かなりの頻度で店内に銅鑼が鳴り響くのに感心した。確かにお客さんにはいかにも食欲旺盛そうなロコの巨大なおにーちゃんおねーちゃんも多かったからなー。 私は大好きなトライプシチューを注文。なんかハーブが入ってて、フツーのトマト風味じゃなくてオリジナルな味でした。やや不思議なテクスチャーだったけど美味しかった。量もけっこう多かったけど(スモウじゃないよ!)最後まで食べちゃったー。 ピコちんはキッズメニューからどちらも大好物のサイミンとマック&チーズを注文して、ほっぺ落ちそうポーズでご満悦。炭水化物ばっかりの夕食になっちゃったけどたまにはまーいいか。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.01.16 15:45:24
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