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まいじー日記

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2021.07.18
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カテゴリ:アウトドア


朝のんびり起きて、野草の花咲き乱れる草原を一人で散策。これぞバックパックキャンピングの醍醐味というか、私の一番好きな時間です。

例年通りに定番サイトが取れてれば、「私の世界で一番好きな場所」であるキャンプサイト横の草原で歩いたり岩の上に座って瞑想したりするんだけど、今年は違うサイトにキャンプしてるのでこっちのサイトの近場を探検。ちょっと斜面を降りれば雪解け水の流れが枯れた後にたくさん野草の花が咲いてたりして、こちらもなかなかの場所でした。





せっかくラウンドトップ湖のサイトにキャンプしてるので、ラウンドトップ湖の周りも一周して野草の花をチェック。いつものウィナマッカ湖とは環境が違う(高度が高い、木が少ない、砂利がち、雪解け水の渓流)ので、植生も違ってて、ウィナマッカでは見られない花が見られるんだよね。

ただ今回はラウンドトップピークの斜面に残雪がほとんどなく雪解け水も涸れてて、いつも流れの近くに群生してるマーシュ・マリゴールドやモンキーフワラーは全く見られなかった。ファイアーウィードやスピードウェルは見られたし、あとマーモットが5匹はいて観察するの楽しかった。





朝ご飯の後、子供たちのリクエストで、パーティゲーム「マフィア」をまた遊ぶ。「マフィア」は、要は犯人探しっていうか、「ナレーター」が密かに選んだ「マフィア」が誰なのかをみんなで当てていくゲーム。

マフィアは1ラウンド毎に一人ずつ犠牲者を出していくので、そのターゲット選定とか言い訳の仕方とか物音とかで推理して多数決で決めるんだけど、「誰々はすぐ顔に出るからアヤシイ」「その言い訳がわざとらしい」「うちの子はそこまで洗練された戦術を練れない」「無実の罪を着せられた!」「自分の奥さんを最初に殺すなんてヒドイ!」とか、もーギャーギャー言いながら楽しく遊んだ。

午後はさらに奥地のフォースオブジュライ湖に釣り&ハイキング。距離は1.5マイルほどで大したことないんだけど登り降りがかなりキツイあるので、足首の怪我から回復したばかりのトレバーと奥さんのケイはキャンプサイトに残ることになった。

マカロミー野生保護区には20回も通っている私と相棒だけど、フォースオブジュライ湖にはたった一度行ったきり。というのも、いつもキャンプしてるウィナマッカ湖からフォースオブジュライ湖までは「ウィナマッカ湖→(1マイルの割とキツい登り)→ラウンドトップ湖→(地図上は1.5マイルといいつつ2マイルはありそう&けっこう急な下り)→フォースオブジュライ湖」という位置関係にあって、けっこう覚悟のいる道のりなんだよね。しかも帰りはフォースオブジュライ湖から登ることになるわけで、「行きはよいよい帰りは怖い」というかもーただただキツイというのを最初に行った時にしみじみ体験しちゃってちょっとトラウマになってるっていうか。

でも今回はせっかくウィナマッカ湖よりは近いラウンドトップ湖のサイトでキャンプしてるんだし、フォースオブジュライ湖なら釣りも期待できるし、丸一日あるからちょっと違うことしよっか・・ってことで、スティーブ家と我が家の7人で覚悟を決めてハイキングに出かけることになったわけです。

フォースオブジュライ湖への道のりは思ったよりも遠かったけど、私は野草の花の写真を撮るのに大忙し!マカロミー野生保護区の他のエリアで見かけない花はもちろん、過去19年この野生保護区だけじゃなくてシエラネバダのいろんなところで野草の花を見つけて写真撮るのを趣味にしてきた私が今まで見たことない(気づいたことない)花もあって、もうもう大興奮でした。

すり鉢状の谷の底に湖があるの見えますか?


湖までそのまま下るわけじゃなく斜面をぐるりと回って降りるので長い・・


マカロミーでは初目撃のチェッカーブルーム


巨大なデルフィニウム(ジャイアントラークスパー)は秋に見たことあるけどそれにしても見事


これは初目撃、スケルトンウィード



これも初目撃、スプリングビューティ


これも初目撃、ダスティメイドン


お喋りしながら(&私は写真を撮りながら)のんびり歩いて、ようやく湖にたどり着く。釣り師グループ(相棒+スティーブ家姉妹)はさっそく釣り、残りの私たちはとりあえず靴を脱いで疲れた足を湖の水に浸しながら、おやつ&更にお喋り。

相棒は湖の周りを一周しながら釣りをしてたので、スティーブ家姉妹が釣りにヘルプがいるとき(釣れた魚から針外すとか、ルアーが底に引っかかったの取るとか、ルアー付け替えるとか)は私とピコがお手伝い。

滞在時間1時間半ほどで、相棒が2匹、妹ちゃんが1匹釣って、とりあえず釣り師グループも満足してきたところで、空気に煙の臭いが混じるようになってきた。風向きが変わって山火事の煙が流れてくるようになったと判断して、ぱっぱと荷物をまとめて帰路につく。登り道で息が上がって悪い空気をいっぱいに吸い込んでしまうことを恐れていたけど、湖を離れてすぐに風向きがまた変わったのか煙の臭いがしなくなったことに安堵した。

空気はよくなったけど、登りはただただキツく、みんなでほぼほぼ無言で歩いた。とりあえず登り切ったところで休憩にして、お互いの頑張りを讃えながら眼下に広がる風景をバックにグループ写真を撮影。

そのままぐるりと巡るようにしてキャンプサイトに戻ると、なんとトレバー&ケイが「KT GO HOME. SMOKE!」というとても端的かつ「ET phone home」をもじったメッセージを消し炭で岩に書いて帰ってしまっていた。キャンプサイトの方が山火事に近いし煙の通り道になっていて空気も悪かったんだと思う。

向こうの空は一面の煙・・


KTがいないのは寂しいけど、私たちが戻った時にはもう煙の臭いはしなくなっていたので、とりあえず残りのグループは予定通り翌日までキャンプを続けることに決定。フォースオブジュライ湖で釣ってきた魚を焼いて&ラーメンで夕食の後、煙のおかげで真っ赤に色づいた夕焼けを堪能し、またスティーブ家のテントに集まってわいわいとゲームナイトで夜更かしした。

真っ赤な折り紙を切り抜いたような夕陽


赤く染まった世界







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最終更新日  2021.08.13 13:39:47
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