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テーマ:アメリカの中学(35)
カテゴリ:アメリカ学校生活
うちの郡は全米でも極めてワクチン接種率の高いところで、ワクチン接種の資格のある12歳以上の人口の80%以上がフルワクチン済み(2回の接種を受けてから2週間経過)。その数140万人。
それでもデルタ株の影響か、夏休みの旅行の影響か、7月に入ってからまたじわじわと感染数が右肩上がってきてて、実は身近でもブレイクスルー感染(ワクチン受けてても感染)とか子供間&子供から大人への感染のケースが発生してたりします。 幸いワクチン受けてる場合は重症化の確率はずいぶん軽減するようだけど、まだ12歳未満の子供はワクチン受けられないので、子供にも感染力の強いといわれるデルタ株は子供を持つ親にとっては脅威。子供が入院するケースも以前と比べて多くなっていると聞くし。 そんな中での新学年の開始。春学期までは在宅を選択していた家庭も、リスクと利点・不利点を勘案して、新学年はほとんどが学校での対面授業を選択しているという感じ。まだワクチン受けられない年齢の子供達が一箇所に集まって長い時間を過ごす小中学校では、学校におけるコロナ感染防止は喫緊かつ最重要課題です。 特にピコちんはミドルスクールということで学級が存在せず、授業毎に同じ教室で勉強するメンバーが総入れ替えになる形。エレメンタリースクールでは基本的に学級単位でポッド化と隔離ができてたわけだけど、ミドルスクールでは一人の生徒が1日に接する人数が幾何級数的に増えるわけです。 学校でもできる対策はしてくれてる感じで、
9月の第2週からは全職員&全校生徒対象の週一の校内COVIDテストも始まります。目的は症状なしの陽性ケースを早めに見つけてクラスター化を防ぐことで、人数と処理キャパシティの関係から10人1グループにしてのグループサンプルテスト(pooled sample test)でスクリーニング→もしあるグループに陽性が見つかったら該当のグループ全員がそれぞれ個人PCRテストを受け→PCRテストで陽性反応でた個人は隔離開始&陽性反応でた人の濃厚接触者を割り出してPCRテスト(結果出るまでは隔離)、という流れになるとのこと。 学区はちゃんと学校ごとの感染状況もダッシュボード化して公開してくれてて、透明性が確保されててそこは安心。学区の教育長も臨時のバーチャル保護者説明会とかやってくれるし。 ダッシュボードによると、7月からの累計で、学区全体(幼稚園1校+小学校9校+中学校2校)で15人の生徒が陽性、18人が隔離中(PCRテスト結果待ち含む)という状況。ピコの中学では幸いまだ新学年に入ってからの陽性は出てないけど、先週もう1校のミドルスクールの方で陽性が出たらしくて、ミドルはやっぱり接触追跡が大変(一人の生徒で接触者150人とかになったらしい)!でもちゃんと追跡できるから心配しないでね!と学区の教育長がバーチャル保護者説明会で言ってました。 正直、どれだけ対策とってても、ワクチン未接種を含め子供たちが大人数一箇所に集められて毎日何時間も過ごすわけで、いつ学校でクラスター発生してもおかしくはないよなーという心配というか諦めというか覚悟というかな気持ちはあって、すごくストレスではある。でも学校でお友達と一緒に学ぶというのは本当にかけがえのない体験だというのもこの1年半くらいで親子ともども痛感してもいるので、とにかくこのまま大禍なくスクールライフを送れることを心の底から願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.31 08:15:23
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