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まいじー日記

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2022.07.04
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カテゴリ:アメリカ国内旅行


レールバイクとは、日本語では軌道自転車ともいい、鉄道の線路の上を走る自転車(人が乗って漕ぐ)のことです。昔は鉄道整備のために使われてたそうだけど、今は主に廃線になった線路を使っての観光活性化アトラクションになってることが多いかと思います。ウィキペディアによれば主にヨーロッパ、アメリカではここカリフォルニアとかメイン州、オレゴン州、アップステートNYとかにあるらしい。そしてカリフォルニア内にせいぜい2〜3ヶ所しかないレールバイクのうちの1つがここフォートブラッグにあるのです。

いやーレールバイク、昔相棒のアウトドア雑誌で写真を見てちょっと憧れていたのですよ。ということで、サンタローザの観光案内所でパンフレット見つけて、思わず予約の電話をしちゃいました。実は思ったより高額(2人乗り1台が250ドル、3人家族だと500ドル!)でちょっとキヨブタな思い切りが必要でしたが、「バケーションだし」という浮かれ気分&「経験にお金をかけるのはアリ」という相棒の金言に背中を押されてエイヤって感じで。

(ところで、今日記書きながら調べたら、日本にもちらほらレールバイクあるけど、関東唯一のレールバイクは我が群馬県の吾妻峡だそうじゃないですか!吾妻峡は八ツ場ダム建設前は本当に素敵なところだったからまた行きたいし、しかもこのレールバイクお値打ち!!!これは次に家族で帰省した時には絶対行かなくては!)

まあ、ということで、憧れのレールバイクにワクワクしながら、昔は林業のために使われていたプディングクリーク鉄道、愛称「スカンクトレイン」のフォートブラッグ発着場に10時半に集合。私たちは一番乗りだったので、チケット売り場で予約を確認し、レールバイク乗り場に移動してから、係のお兄さんたちがレールバイクの準備をするのを見学したり、いろいろお話を聞いたりしながら、ツアー開始時間を待った。

「駅」の売店内にあるチケット売り場


レールバイク準備中(最後尾はお犬様用ケージです)


実はスカンクトレインはまだ観光向けの蒸気機関車も走ってて、機関車のスケジュールの合間にレールバイクのツアーが敢行されてるんだけど、元々は海岸のフォートブラッグと内陸のウィリッツの間の40マイルを走っていたスカンクトレイン、なんと2013年にフォートブラッグから3マイルのところにあるトンネルが落盤で埋まってしまい、通しての運行ができなくなってしまったんだそう。なので今はフォートブラッグ側からは往復7マイルの蒸気機関車&レールバイク、ウィリッツ側は往復16マイルの蒸気機関車ライドが提供されている。

このスカンクトレインのレールバイクは、2人乗りの電動アシスト軌道自転車。ツアーは係のお兄さんが先導としんがりにつき、その間を乗客のレールバイクが走る形。私たちが予約した回のグループ/ツアーは満員御礼とのことで、レールバイク15台を連ねて走ることになった。私たちは、一番乗りしてアピールしまくった甲斐あって、希望通り先導ガイドさんたちの次の2台に乗らせてもらうことに。ピコちんは1人で乗りたがったんだけど、一応17歳以下は1人で乗っちゃダメなんだそうで、相棒とピコちんが先頭車両、私が1人でその次の車両に乗ることになった。重いレールバイクを1人で漕ぐの大変そうだけど、電動アシスト(スロットル付き)だから大丈夫でしょ!

スカンクトレインは元々林業のために建設された鉄道なので、路線はプディングクリーク沿いのレッドウッドの森の中を走っている。霧の多い北カリフォルニア沿岸らしく、乾季の夏でも森の中はしっとりと涼しく、レッドウッドの濃い緑だけじゃなく、下生えや苔の明るい緑、時折咲いている白いシンブルベリーの花や背の高いフォックスグラブの白紫色の花も色を添えている。



45分くらい楽しく漕いだところで(電動アシスト様様でした)、折り返し地点のグレン・ブレア・ジャンクションに到着。ここでレールバイクを降りて1時間の休憩。埋まってしまったトンネルを見た後、私と相棒はトレイルを散策することにして、昔の木こりさんたちの非常用荷物置き場(太い木の幹が洞になったところに屋根をつけたもの)の跡を見学した。



木こりさん荷物置き場跡


私たちが休憩の間に蒸気機関車もフォートブラッグから登ってきて、15分くらい休憩した後で折り返して戻って行った。機関車と客車は独立記念日ということでアメリカ国旗テーマのデコレーションがされててお祭り気分。ハロウィーンとかクリスマス時期とかにもシーズン特別列車が走ったりするらしい。



復路は私たちは最後尾(しんがりガイドさん車の前)。ピコと相棒の行きの様子(ピコちんが運転手&電動アシスト一切使わなかったらしい)を見ていたガイドさんにOKをもらい、ピコちんは念願の1人乗り!私は相棒と乗ったので、行きよりも周りの様子をよく見ることができてよかったです。

レールバイクの後は、最後のお勧めスポット「マッケリッチャー州立公園」へ。ここは大きめのタイドプール(磯だまり)があって、ヤドカリとかヒトデとかイソギンチャクとかをたくさん観察できたのが楽しかった。野草の花も綺麗だったし。

タイドプール


野草のお花(ドワーフ・チェッカーマロウ)


野草のお花(イサリエルズ・スピアー)


公園の入り口にはこの地で見つかった鯨の骨格標本(グレイホエールとハンプバックホエールの2頭分も)が屋外パビリオンに無造作に置かれてて、おお!って感じでした。

手前が立派なグレイホエールの標本、奥がハンプバックの一部


最後にまたノヨ漁港に戻って「プリンセス・シーフード」で早めの夕食。ここは従業員は女性オンリーという珍しい漁業会社が持ってるレストラン&お魚屋さんで、ウェイトレスさんもキッチンスタッフも当然みなさん女性だけでした。メニューも揚げ物なしのヘルシー志向。そういえば今回の小旅行では毎日夜は魚でしたねー。






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最終更新日  2022.07.28 13:19:42
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