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まいじー日記

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2023.08.23
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カテゴリ:アメリカ学校生活
我が家の王子様ピコちんも8年生。ミドルスクールの最後の学年になります。

例年8月半ばに新学年開始で「8月はまだ夏でしょ〜〜」と思ってたんだけど、今年は更に早くてなんと8月8日が始業日でした。

ピコちんたちの学校では始業式なんてものはないので(ちなみに入学式もない。アメリカの学校は大抵どこもそうだと思う)、初日から授業というかそれぞれの科目のクラスがあります。

ミドルスクールからはホームルームもなく、必修の授業を一緒に受ける学級・コーホート的なものもないので、全員が違う時間割。各科目の先生がそれぞれ教室を持っていて、生徒は時間割に沿ってそれぞれの先生の教室に行って授業を受けます。

必修科目は英語、数学、理科、社会、体育の5科目、それに選択科目が3教科。前学年末に次の学年の選択科目の希望(5科目)を提出していて、その中から学校が需要と供給と他科目との兼ね合いを見極めて3科目をアサインして、生徒一人一人の時間割を作ってくれ、学年が始まる2〜3日前にネットで通知されます。

ピコちんの今年の選択科目は、スペイン語上級、吹奏楽(バンド)上級、ジャズバンドと、希望リストのトップ3を見事にゲットできたのでハッピー。スペイン語と吹奏楽はそれぞれ6年生で初級、7年生で中級をやってきたし、ジャズバンドも吹奏楽の延長なので、今年はどれも集大成の一年です。

時間割は、第1時限がジャズバンド、第2時限が理科、第3時限がスペイン語、第4時限が体育、第5時限が数学、第6時限が社会、第7時限が吹奏楽、第8時限が英語。

この時間割は学年通して同じだけど、毎日8クラスあるわけじゃなく、火曜は1&5限なし、水曜は2&6限なし・・という風に2クラスずつ順番にスキップして毎日6クラス分の授業があります。月曜だけは全8限分のクラス(それぞれ短縮授業)があるので移動が大変らしい。

で、今日は夕方にバックトゥスクールナイト(保護者説明会)がありました。6時から8時の2時間の間に8時限分の説明をそれぞれの教科担当の先生から受けるんだけど、保護者も生徒の時間割に沿ってそれぞれの先生の教室に行って説明を受けるので、教室間移動の大変さも味わってきました。

校長先生や事務局、PTA会長による挨拶も移動時間もあるので、1時限分の説明時間はたったの9分と短いんだけど、先生方も自己紹介から予定している授業内容、指導方針から成績のつけ方まで内容詰め詰めで説明してくれるし、どんな先生がどんな授業をするのか確認できるので親としても安心できます。

今年は特に数学の先生のお話がとても印象的だった。どんな教科でも学習の積み重ねが重要だけど、数学は特に積み重ねが必須、というお話。例えば、英語(国語)だったら1つの単元を理解できてなくても次の単元を理解することは可能だけど、数学では今日学んだ内容を習得してないと明日学ぶ内容を理解できない。だから今日の課題を今日中に終わらせる(=今日の内容を理解する)ことがとても重要。

そして病欠などで学習できなかった内容はなるべく早期に復習してきちんと理解しておくことも難しいけどとても大事。小さな躓きでも、そのままにしておくと、次もわからない、その次も・・と悪循環で雪だるま式に理解できないことが増えていって苦手になってしまう、とも。

これねー、めっちゃわかる!!私は超文系で数学がとても苦手なんだけど、苦手になったきっかけは、水疱瘡で1週間休んだせいで、小学校の算数の時間・距離・時速の学習を腹落ちレベルで理解できなくて、しかもそのままにしちゃったことなの。なので1つ1つしっかり理解を積み重ねていくことの大事さは身にしみてよくわかる!!

特にピコちんは数学の上級クラスに入っていて(ピコの学校では数学のみ習熟度クラス分け)、8年生の1年間で9年生(高校1年)と10年生(高校2年)の2年間分の数学を学習するので、先生自ら「ほぼ毎日新しいコンセプトを学ぶ、厳しい(rigorous)クラスです」と言うくらい進みが早くて、ちょっとの躓きでも大きく影響するしリカバリーも大変そう。

幸い今時は課題の提出状況とかテストの結果とかも逐一オンラインでチェックできるので、特に学年始まってしばらくは私も気をつけて見ていようと思います。(まー本当はいちいち「なんでこの宿題提出遅れたの!」とかやりたくはないんだが。てか今時の子供は細かい成績まで親にバレバレでちょっとかわいそうだよね。。)

(ちなみに、8年生で10年生までの数学を修了しておくことのメリットとしては、高校に入ってすぐにオナークラス、2年目からAP(Advanced Placement)のコースを取ることができ、オナーとかAPコースを取れるとGPA(grade point average)の底上げが可能になるってこと。

GPAというのは全部の教科の成績の平均な訳で、通常コースの場合Aが4ポイント、Bが3ポイント、Cが2ポイント、Dが1ポイント(落第FailのFは0ポイント)で計算するんだけど、オナーコースだと0.5ポイントずつ底上げされてA=4.5、B=3.5 、C=2.5、D=1.5、APコースに至っては1ポイント加算されてA=5、B=4 、C=3、D=2になる。

難関大学に入るには高校のGPAは4以上欲しいところ(UCバークレーは4.15〜4.30が中間層だそうな)で、そのために必要なAPコースでのAをなるべく多く取れるよう、高校入ってすぐにAPコース取れるように中学時代から戦略的に成績維持して科目選択していく必要があるわけです。)

閑話休題。

バックトゥスクールナイトでは、他には、スペイン語の新任の先生がめっちゃラテンで陽気で勢いあっていいね、とか、社会(歴史)の先生がやたらチャキチャキした女の先生でなんとなく歴史の先生っぽくないね、とか、英語の先生がやたら渋いいい声だね、とか、バンドの先生は相変わらず体育会系だね、とか、そんな感じでした。

ミドルスクールの最終学年ということで、秋には修学旅行的なヨセミテ旅行があるし、春には吹奏楽での演奏旅行(という名のディズニー旅行)もあるし、ジャズバンドは地元行事で演奏したりもするし、とにかく楽しい一年になりそうです。ピコちんたちはコロナのせいで小学校の最終学年の行事は何もできなかったから、今年はめいっぱい満喫できることを願ってます!





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最終更新日  2023.08.26 10:51:49
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