避妊手術
グレイスが避妊手術を受けて丁度1年が経つ。グレイスの年齢を知っている人は「えっ?」と思うかもしれない。去年のこの時期2歳半で手術をしたのだ。避妊手術を推奨する獣医師の多くが初ヒート前に手術をすれば、雌犬特有の病気をほぼ100%の確立で予防出来ると謳っている。それ以降だと確立がどんどん下がるらしい。実際にかかりつけの獣医は2歳半という年齢のグレイスに関して、子宮に関する病気は防げるが乳腺腫瘍に関しては予防出来る確立は25%と言われた。なぜ2歳半という年齢で手術に踏み切ったのかというと、私なりに長い期間心の葛藤があったから。モモコは初ヒート後に手術を受けた。当時は獣医師からの薦めも有り、それがモモコの為に最善の選択だと思ったから。迷いなんて微塵も無かった。が、2頭目のグレイスを迎え入れた時私の中で、迷いが生じてしまった。手術後モモコは肥満傾向に拍車がかかり、食物アレルギー反応が出るようにになってしまった。手術との因果関係が有るかどうかは定かでは無い。だが明らかにモモコの体質が変わってしまったのは事実なのだ。多くの飼い主がそうであるように、我が家もグレイスの手術について毎日のように家族で話し合い、悩み、悩みぬいた末の決断だったのだ。今でもその決断が正しかったのか間違っていたのか私には答えが出せないでいる。でも決断を下したのは、飼い主である私。2匹には、つらい想いをさせてしまった何万倍も愛情を注いでいきたい。避妊手術の翌日、腹巻をして元気に走り回るグレイス。