奥田英朗 「イン・ザ・プール」
プール依存症、陰茎強直症、妄想癖、携帯電話依存症……おかしな病気で悩む人々が、伊良部総合病院の精神科医・伊良部一郎のもとを訪れる。だが、彼のあまりの暴走治療ぶりに、病気で悩むことに馬鹿馬鹿しくなる患者たち。この治療は意図したものなのか?気になっていたので、図書館で借りてみました。私は、人付き合いがそんなに得意じゃなくて、昔からの友達はいるし、話したい時にメールや電話したり会ったりはするけど、よく1人で行動しています。新しい知り合いができても、距離感が分からなくって、どこまで踏み込んでいいのか戸惑ってしまって。そんな行動を見て、寂しくない?とか言われたりすると、周りの目を気にしてしまう私としては、ちょっと凹みます。でも、この本を読んだら、自分の思うままに生きていけばいいんだって思えました。我慢したり無理をするから病気になってしまうんだと思って。伊良部先生、いいなぁ。私、よく変わってるって言われるんですけど、もう、何が変わってるのか全く分からないんです。不思議ちゃんアピールとかじゃなくて、真剣に。自分としては普通にしてるのに、行動や考えが変わってると言われると、なんかアイデンティティの崩壊というか、私の存在って何?って思ってしまいます。自分にもっと自信をつけて、周りなんか気にせず生きて行きたいな・・・。