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2005.05.27
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カテゴリ:Movie/DVD
観てきました!STAR WARS Episode III 完結編!!
まだ日本では未公開です!!!
なので、極力ネタバレは慎もうと思います。

さて、今回はアナキンくんがジェダイの掟や、ジェダイ及び議会を含んだ政治陰謀に巻き込まれ、その苦悩や葛藤の中でダークサイドへと身を落としていく過程が描かれています。その中で、Episode I, IIで重厚な組織構成を持ち、政治にも関与していた宇宙の警察的組織であるジェダイが、なぜIVでは孤独なゲリラのような活動をしているのか。その辺が明らかになります。

全体的な感想としては、Episode I, II, IIIの三部作は、後半三部作に花を添えるための序章だった、ということが解ります。しかし個人的な感想としては、スターウォーズという映画シリーズそのものが、アメリカンB級テイストで作られていると思うんです。マニア受けする独自のキャラクターデザイン、解り易いストーリー展開。スターウォーズとは、人間感情の深みや背景の歴史社会観などを表現・創造するような映画ではそもそもなく、SFアクション痛快劇だと思うんですね。初期三部作はそれに徹していたために、ファンの心を長年に渡って捉え続けてきたんだと思います。しかしEpisode Iでは、政治社会が複雑になり過ぎ、Episode II以降ではアナキンくんの心の葛藤や恋愛模様を描こうとして「失敗」しています。B級映画であるからこそ素晴らしいスターウォーズだったのに、名作にしようと魔が差した結果ではないでしょうか。Episode IIIでは、前半はIIを髣髴とさせる恋愛劇な嫌いがありますが、後半は素早い展開でB級SFドラマとしての素晴らしさが復活してきます。映画そのものとしては???な部分もかなり多いですが、往年のスターウォーズファンならば十分に楽しめるでしょう。

今回の映画では、またもや見所はヨーダ先生です。IIの最後でドゥークーと激しいライトセーバーバトルを繰り広げましたが、IIIでもやっぱりヨーダ先生大活躍。しかも、狙ってるだろ?と思われるようなヨーダ先生のカワイイ動きも多く、ヨーダファンにはたまらない演出も多い。それからEpisode IV以降三部作でハン・ソロの右腕として活躍するチューイ・バッカですが、こいつも登場してヨーダ先生と顔馴染みであったことが発覚します。

それにしてもこの映画、前作同様ツッコミどころ満載です。以下にそのツッコミどころを列挙しました。下の黒い部分を選択して文字を反転させて読んでください。完全ネタバレなので、内容を知りたくない人は見ちゃダメ!

■パドメ=アミダラと内密に結婚したアナキンくん。でも一緒の部屋に泊まったり、ホールの陰でキスしちゃったり。いつの間にパドメの護衛はすべて解任されたんだ??それにしても付き合ってるのバレバレなんですけど。そこらへんの芸能人でももうちょっと上手く隠しますよ?
■ダース・シディアスにそそのかされ、メイスを殺してしまったアナキンくん。その直後に出た言葉が「What have I done!」なんか言い方が「あちゃ~、やっちまったよ!」くらいなノリです。おいおい、小学生が野球やってて窓ガラス割ったくらいなことじゃないんだぞ?全宇宙を暗黒に叩き落した瞬間だぞ?そんなに軽くていいのか?さすがオツムの弱いアナキンくん、コトの重要性を把握しきれてないようです。
■ダークサイドに落ちたことをパドメに説得するアナキンくん。「皇帝を倒せば、僕らは全宇宙を支配することだってできるんだ。僕に付いてきてくれるかい?」数十年後、息子ルークにも同じことを言うアナキンくん。やっぱり彼は成長しないんですね。。。
■ついにアナキンくんを倒したオビ=ワン。溶岩に焼かれ瀕死のアナキンくんを背に、この言葉。「俺は、お前を兄弟だと思っていた!お前が好きだったよ!」なんか、いきなり70年代の青春ドラマっぽくなりました。
■陣痛が始まり、オビ=ワンに連れられて急遽分娩室に運び込まれたパドメ=アミダラ。なんとオビ=ワンが分娩室でパドメの横に立っている!!女王の出産に立ち会うとは、出世したもんだなオビ=ワン。かと思いきや、なんとガラス張りの分娩室の外では、総督を始めたくさんの人々がパドメの出産を見学しているではないか!!!なかなかショッキングです。女王の威厳も堕ちたものです。。。
■分娩室で、死に際の朦朧とした意識の中で双子の我が子に名前をつけるパドメ。まず最初の男の赤ちゃんが傍に運ばれ「ルーク。」と即答。そして二人目の女の赤ちゃんが運ばれ「レイア。」とこれまた即答。もしかして、なげやり??
■メカの身体で蘇生したアナキンくんが最初に放った言葉「パドメは?」そう。アナキンくんはパドメの命を救うためだけに、すべてを捨てたんですね。ところが「お前の怒りが、パドメを殺したんだ」と皇帝。って、おまえがそそのかしたんだろうが!!!!調子良すぎるんじゃないのか!!?皇帝!!さらにそれに対して「My master...」と仕えちゃうアナキン改めベイダーくん。って、スメアゴルじゃないんだから!!お前それでいいのか!??
■全六部作を通して、ダークサイドのフォースで死者を蘇らせた事例は見当たりません(ジェダイが死後フォースと一体化して霊となって現れるのは別)。もしかしてアナキンくん、まんまと騙されちゃった?皇帝が「うっそぴょ~ん」とか言ってる姿を想像してしまいました。
■Episode IIIで最高のシーンは、戦闘の前線から引き下がるときにヨーダ先生がチューイ・バッカにスルスルとよじ登るシーン。か、かわいすぎ♪


以上、どうしても書きたくて書いてしまいました。見た人は感想聞かせてねん。





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Last updated  2005.06.04 07:27:13
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WildChild@ 感動しました! フロドがモルドールへ行くところ、サムも…
moge style@ Re:教育費(07/20) 昨今、バークレーでMBA取っても職にあ…
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KAZZMY@ 同感 私も同感ですね。 CLUBってのは純粋に音…
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