テレビも聞けるラジオ
ラジオでテレビが聞けるかというと、テレビの音声は、FM放送だからである。だから、テレビも聞けるラジオは、FMの聞けるラジオということになる。しかし、多くは、1ch~3chに限られている。それには、合理的な理由がある。1ch~3chの音声放送の周波数は、90~108MHzとなっている。通常のFM放送の周波数より、少し高いだけなのである。なので、通常のFMラジオに、僅かなコスト追加で作れるのである。そして、1ch~3chが受信できれば、NHKが受信できる。ところが、4ch~12chの音声放送の周波数は、170~222MHzと、通常のFM放送の周波数の倍となる。倍ともなると、もう少しコストがかかる。それでも、それほどの差でないので、1~12chの音声が聞けるラジオはある。それがこれ↓↓↓パナソニックのRF‐U700である。このラジオは、単にテレビが聞けるだけではない。デザインが優れている。ユニバーサルデザインといえるだろう。高齢者や視覚障害者に優しく設計されている。・全ての表記が日本語 ま、これは大したことではないかも。各種スイッチを、よく見て欲しい。電源、AM/FM/TV切替、お気に入り局選択この三つのスイッチの、形、大きさ、凹凸マークの全てが異なっている。電源スイッチは、正方形で飛び出ている。テレビ/ラジオ切替は、長方形で凹んでいる。局選択は、小さな突起が1、2、3個ある。これなら、左から何番目と探らなくとも、触った瞬間に、どのスイッチかわかる。これは、健常者が枕元に置いた時にも威力を発揮する。次に、選局ダイヤルと音量ダイヤルを見て欲しい。大きさが変えてあるだけでなく、ダイヤル周囲の突起の数を変えてある。それだけではない、わかりづらいが選局ダイヤルは、中央部に向かって凹んでいる。音量ダイヤルは、中央部に向かって膨らんでいる。これだけ、変えてあれば、右側から探らなくとも、触っただけでどちらのダイヤルであるか容易に判別できる。上側の6個のスイッチは、同じデザインだが、あまり操作しないしないスイッチであり、操作しない方が無難なスイッチでもある。そして、液晶表示を目視する必要がある。このラジオが、さらに優れるのは、上端に目立つ、「回る太い棒」である。これは、AM放送の受信アンテナである。ほとんどのラジオのAMアンテナは指向性がある。送信アンテナに近く、雑音源も少なければ90度ずれていても、苦もなく受信可能であるが、多くの場合は、送信アンテナに正しく向けなければならない。従って、このラジオのように、アンテナが回らなければラジオ本体を、回さなければならない。それは、同時に「操作部」を回転させる。スピーカーはともかく、操作部が動くのは困る。因みに、藻緯羅のお気に入り放送局には、 1)NHKラジオ第1 2)地域ミニFM局 3)iPod放送局が、設定されている。NHK第2とNHK-FM横浜は、AM/FM/TV切替で選択される。もちろん、この素敵なラジオも、アナログ停波とともに、テレビの音声受信機能は無用の長物となる。[楽天市場]楽天ブックス2,414円日本の愛唱歌集 花の街 [ 井上あずみ ]