例えば、日本ロジテム
上場企業の積立不足の具体例を一つ。以前、株主だった日本ロジテム...もとの社名は「大崎運送」といい、藻緯羅には、ちょっと馴染みがあった。その会社が、社名を変更して上場!今も、ベトナム関連として眺めている。さて、この会社の有価証券報告書から引用、藻緯羅なりに整理すると、===当社は、確定給付企業年金制度及び複数事業主制度の総合設立型厚生年金基金に加入しております が、一部の国内連結子会社は複数事業主制度の総合設立型厚生年金基金等に加入しており、一部の連結子会社は退職一時金制度を設けております。 ・・・・・制度全体の積立状況に関する事項(平成22年3月31日現在)積み立て不足相当額(当社の占める割合)・東京トラック事業厚生年金基金 6,820,444千円(6.3%)・兵庫県トラック運輸厚生年金基金 15,316,754千円(1.5%)他に、未積立退職給付債務 716,950千円===とある。この三つを合算すると、おおよそ15億円!日本ロジテムは、連結営業収益は、350億円で、経常利益は5億円という規模である。これらが、どの程度「処理」されているかは、有価証券報告書を見れば、一応は判るが...藻緯羅の見立ては、不十分!というわけで、ベトナム事業に引かれるが、時価のリスクは高い。因みに、デリバティブ取引については、===(1) 金融商品に対する取組方針 当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、また、資金調達については主に銀行借入による方針です。デリバティブは、借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行いません。===とあるので、あまり心配しなくていいようである。会社によっては、 余資の運用をデリバティブで行なっていると記述しているので、そのような銘柄を保有している場合は、十分な監視をする必要があると思っている。